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岩崎亜久竜が陶芸体験で作ったものは?「ちょうど良いサイズです(笑)」

岩崎亜久竜が作品を手ににっこり(撮影:佐々木啓)

<ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント! 事前情報◇18日◇PGM石岡ゴルフクラブ(茨城県)◇7039ヤード・パー70>

今週の国内男子ツアーは、初めてDPワールドツアー(欧州ツアー)との共催で行われる。開幕を2日後に控えたきょうは、欧州ツアーの活動の一環として日本の伝統工芸に触れる企画が設けられ、岩崎亜久竜(あぐり)、ラスムス・ホイガード(デンマーク)、ロバート・マッキンタイア(スコットランド)の3人が、地元石岡市の陶芸を体験した。

円盤状の下地となる粘土の上に、長く伸ばした粘土で円を作って積み重ねていき、器の形にしていく。制限時間が20分と聞いて焦る3人だったが、陶芸の先生の指導のもと、ワイワイと賑やかに楽しみながらなんとか作品を完成させた。

何を作ったのか聞いてみると、日本を初めて訪れたホイガードとマッキンタイヤは、「スープを入れるボウルのようなものを作ったつもり」と笑いを誘う。さらに、ホイガードは「今週の終わりに出来上がってくるのが楽しみ」と焼き上がりを心待ちにしているようだ。

欧州ツアーの2人が皿状の器を作ったのに対し、岩崎の一品は深め。「最初は壺を作ろうと思ったんですけど、予想以上にすごい難しくて」と苦戦し、途中からはプランを変更。「ご飯がすごい好きなので、ご飯茶碗にしました」と茶目っ気たっぷりに笑う。そして、「あの大きさでいつも一杯、大盛りを食べているので、ちょうど良いサイズです(笑)」と、どんぶりサイズの作品に満足げだった。

岩崎が粘土を触ったのは「小学生の図工」以来。「こんなに上手くいくと思わなかった。もっとズタズタになるかと(笑)。才能が開花したのを機にプロゴルファー“兼”陶芸家としてやっています」と冗談まで飛び出した。茶碗のなかに『あぐり』とサインまで入れた豪快な一品に、マッキンタイヤは思わず「WINNER!(笑)」と白旗。そんな和やかな雰囲気も、試合となれば真剣モードになるはず。果たして、日本ツアーと欧州ツアーの選手たちが競う初めての試合の勝者は?(文・下村耕平)

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