シン貧打爆裂レポート『RB MAX ボール』

注目ポイント

『RB MAX ボール』は、ミズノが2023年4月に発売したボールです。

『RB』シリーズは、ミズノが革新的なテクノロジーを次々に採用し、市場投入するイメージのボールでした。発想は面白いのですが、今までは、それが期待通りの働きをしているとは言えないボールが続きました。前モデルは2019年2月の発売で、ボールの新モデルのサイクルは2年であることが多く、『RB ボール』はもう新しいモデルは出ないのでは、と噂されていました。

2023年2月に、沈黙を破って『RB TOUR ボール』と『RB TOUR X ボール』が発売されました。
過去のミズノのボールの中で、最も飛ぶボールだと評価しました。正直に書くと、かなり驚いたのです。

そして、一般向けで、少し価格を落とした『RB MAX ボール』が、4月に発売になりました。コピーは、“アクシアルフローディンプル搭載の飛距離追及型ボール。”です。

『RB MAX ボール』の新テクノロジー、「アクシアルフローディンプル」とは、ディンプルの中央を中心より少しずらしたことで、ボールの周囲の気流を乱しボール後方に発生する、ボールを引っ張る力を弱めるのです。後ろから引っ張る力が弱まれば、その分、ボールは前に行くというわけです。

『RB TOUR ボール』は、「272 アクシアルフローディンプル」で、ディンプル数が少ないことが機能するという予感をさせましたし、実際に打ってみると、その影響が上手く出ている感じがしたのです。しかし、今回の『RB MAX ボール』は、「高弾道336 アクシアルフローディンプル」なのです。ディンプル数は、普通です。

カバーが、ウレタンではなく、アイオノマーということが影響しているのかもしれませんが、不思議な感じがしました。

『RB TOUR ボール』が、素晴らしい出来だったので、『RB MAX ボール』にも期待が高まります。飛距離追及型と謳っているのですから、尚更です。

試打した日は、晴れ、気温は15℃~22℃。微風。グリーンは9.0フィートの速さでした。

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