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国内ツアー最終戦「日本シリーズ」3連覇がかかる谷原秀人 難コースの攻略は「少しずつスコアを伸ばしていく」

2021年、22年の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」を連覇している谷原秀人(撮影:米山聡明)

11月30日からおこなわれる「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は大会に先駆けて10月10日(火)、会場となる東京よみうりカントリークラブ(東京都)でメディア視察ラウンド会を開催。昨年チャンピオンの谷原秀人がVTRで昨年大会の思い出や3連覇にかける意気込みを語った。

大会連覇中の谷原は昨年を「神がかかっていた」と振り返るが、2010年から12年にかけて3連覇を成し遂げた藤田寛之以来の偉業がかかる今年について、「30人という中で優勝を目指してプレーするというのはプレッシャーもかかりますし、楽しみでもあります。そうですね、楽しみでしかないですね」とのしかかる重圧すら楽しむ余裕が見えた。また、調子についても大きな波もなくそこそこやれていると話し、それを裏付けるように今季複数回優勝もしていることから期待は高まるばかりだ。

しかしそう簡単に優勝させてくれないのが、東京よみうりカントリークラブ。谷原自身も難しいと話し、「風の吹き方(読み)も難しいですし、グリーンの傾斜も難しいですし、スピードもありますし、本当に少しずつスコアを伸ばしていくイメージなので」とコースに対する警戒心は強いものの、ビックスコアを狙うより、少しずつ無理せずスコアを伸ばしていくという優勝への近道も知っている。

また谷原はディフェンディチャンピオンの肩書だけでなく、選手会長としても大会を引っ張っていく。国内男子ツアーを応援してくれたファンへ感謝を述べつつ「これから良い選手がどんどん出てくると思うので、もっと新聞等々でアピールしていただけたら嬉しいなと思います」と台頭する若手選手への配慮も忘れない、後輩思いな一面も伺えた。

男子ゴルフ国内メジャー大会のひとつで、厳しい出場条件をクリアした30名しか出場することが許されない本大会は、今年で第60回目と節目の年を迎える。60代目のチャンピオンは誰か、谷原の3連覇達成なるか、今年も見どころは尽きない。

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