【ゴルフ会員権】第101回 浜名湖カントリークラブ(静岡県)

開場から60年以上が経過したコースは落ち着いた雰囲気。メンテナンスが行き届き、コース改良のための樹木伐採も積極的に行っている

安心感がある株式制の老舗銘柄 コースは正統派27ホール

地元の名士達が集う“地域の名門ゴルフ場”

 
1961(昭和36)年に多くの地元有力企業が出資者となって設立した株主会員制クラブ。当初18ホールで開場し、71年に潮見コースが新規オープン、27ホールとなった。浜名湖の西側、遠州灘を遥かに見下ろす高台にあり、ホール間を美しい松林がセパレート。距離はそれほど長くないが、この松と風が天然のハザードとなって戦略性を高めている。
 
コース設計はプロゴルフ界を牽引し、設計家としても小樽カントリー倶楽部などの名コースを手がけた安田幸吉。フェアウェイが広くほぼフラットなシグネチャーコースの浜名湖コース、緩やかなアップダウンを持つ中コース、そしてこれら2つの丘陵コースとは趣が異なる林間タイプの潮見コースとバラエティに富んだ構成だ。
 
練習施設も充実しており、220ヤード・18席のドライビングレンジに加え、最大120ヤードのショット練習を多彩なアンジュレーションから行えるアプローチショットエリアが2017年に完成。毎日コンディションを整えているというパッティンググリーンも2面完備している。

直近の会員数は正会員のみで1,101名と27ホールにしては少なめ。内訳は静岡県在住60.5%、愛知県在住30%、その他9.5%となっている。クラブ競技はクラブ選手権、シニア選手権、グランドシニア選手権、月例杯、理事長杯、開場記念杯などのほか、ミッドシニア選手権やスクラッチ競技など活発に行われており、会員の参加率も高い。
 
また、『相互会員友好クラブ』としてロイヤルカントリークラブ下山コース(愛知)、松本カントリークラブ(長野)、伊豆大仁カントリークラブ(静岡)と提携。各クラブの会員料金でプレーが可能だ。
 
入会後20年以上経過した70歳以上の正会員は、3親等以内の親族に生前贈与しても引き続き正会員としてプレーが可能な『功労会員制度』があり、同伴ゲストに対しては、1・2・8月の平日はビジター料金から4,000円引きになる『夏季・冬季優待』を実施。ビジター料金から平日6,000円引きになる『誕生日優待券』も会員宛てに送付している。
 
名義書換料は110万円、年会費は39,600円(いずれも税込)。入会のための総費用はおよそ340~365万円で推移している。クラブ運営への発言権があり、預託金の償還問題がなく、万一クラブが何らかの事情で解散になった場合にも株主として分配を受ける権利がある株主会員権。静岡方面で300万円台の会員権を探している人は最有力候補に挙げていいだろう。
 

基本情報

浜名湖カントリークラブ
公式HP:www.hamanako-cc.com
住所:静岡県湖西市白須賀5739
TEL:053-579-0511
開場日:1961年10月1日
コース設計:安田幸吉
 

アクセス

・車
東名高速道路/三ヶ日ICから20㎞約30分、浜松西ICから23km約30分

・電車
東海道本線/新居町駅からタクシー約15分
 

ヤーデージ

27ホール パー108
・中コース 3,327Y Par36
・浜名湖コース 3,302Y Par36
・潮見コース 3,300Y Par36
 

コースレート

中・浜名湖72.7、浜名湖・潮見72.6、潮見・中72.7

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情報提供:明治ゴルフ

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