八村塁の復帰がついに秒読み段階?指揮官がコンディションに太鼓判「準備万端に見える」<DUNKSHOOT>

八村の復帰はすぐそこまで迫っている。(C)Getty Images
現地時間12月27日、ワシントン・ウィザーズは、28日に敵地で行なわれるマイアミ・ヒート戦の遠征前に地元ワシントンでチーム練習を行なった。

練習後にウェス・アンセルドJr.・ヘッドコーチは記者からの質問に回答。開幕から欠場が続いている八村塁について「明日も過去2試合のようにステータスは『出場可能』だ」と明かした。

指揮官は八村の状況を「(練習で)5対5の機会はまだない」と語ったが、「私はメディカルスタッフではないが、自分が見る限り状態はものすごく良さそうだ。私には準備万端に見える」と笑顔で答えた。

八村は個人的事情により開幕前のトレーニングキャンプからチームを離れていたものの、11月下旬に練習に加わり、12月に入るとチームに帯同。12月23日のニューヨーク・ニックス戦ではユニフォームを着用して今季初めてベンチ入りし、26日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦の試合前には個人練習を行なっていた。
現在ウィザーズは17勝16敗(勝率51.5%)でイースタン・カンファレンス6位タイ。10月は5勝1敗、11月終了時点でも13勝8敗と好調だったものの、12月は主力のケガや新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル入りによって調子を落としている。

先日のシクサーズ戦(96−118で敗退)ではエースのブラッドリー・ビールのほか、シュート力と守備に定評のあるケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、控えガードのハウル・ネトが新型コロナの安全衛生プロトコル入りで離脱、さらに先発センターのトーマス・ブライアントもケガで開幕から欠場しており、チームの台所事情は厳しい。

インサイドでもアウトサイドでも得点が奪えるオフェンス力、相手のエースにもマッチアップできるディフェンス力など、多彩な能力を持つ八村がチームにもたらせるものは少なくない。

チームはインジェリーリポートでヒート戦の八村の出場は「Questionable(疑わしい)」と発表。その後、新型コロナの安全衛生プロトコル入りがアナウンスされたため本日のデビューはお預けとなったが、日本のエースの復帰は秒読み段階と言っていいだろう。

構成●ダンクシュート編集部

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