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金子柱憲だから書けた本人公認本「誰も書けなかったジャンボ尾崎」 原英莉花とのエピソードも | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

著書「誰も書けなかったジャンボ尾崎」を手にする金子柱憲(出版記念パティーで)(撮影:ALBA)

ジャンボこと、尾崎将司の肉声を綴った本が18日に主婦の友社から発売され、著者である金子柱憲を囲んだ出版記念パーティーが21日、都内で開かれた。

ジャンボと原英莉花の貴重な2ショット

本のタイトルは『誰も書けなかったジャンボ尾崎』。通算113勝、賞金王12回という強さを誇り、生涯現役を貫きつつ後進の指導にも力を注ぐジャンボ尾崎。その生の声を伝え、ジャンボの内面に迫る内容の本は、これまでになかった。それはジャンボがおよそ50年にわたり現役を貫き、それ以外のことを語りたがらなかったからであり、誰かが書くということにジャンボ本人の承諾がとれなかったからだ。だが著者である金子は「長年、オレや軍団を見続けてきたおまえならいいよ」と、ジャンボから許可をもらった。そして、一年をかけて執筆したという。

金子がジャンボと行動をともにしたのは、およそ40年前から。日本大学同期の東聡とともに弟子入りしてからだ。「40年も前のことを思い出すのは大変でしたが、要所要所は覚えていました。試合のときのことでも、キャンプのときのことでも、思い出せることは多かったです」と金子は振り返る。

会話を録音していたわけではない。金子の記憶には、鮮明にジャンボの言葉が残っていた。それだけジャンボの言葉が重く、心に響いていたからだ。本書は金子自身にかけられたジャンボの言葉だけではなく、金子が目撃してきたジュニアたちへの指導のときの言葉も紹介している。そこにはもちろん、いま女子ツアーで活躍する原英莉花へかけた言葉もある。

「ジャンボはジュニアに教えることも、プロに教えることもほぼ同じです。勝負師としてのあり方がその根底にあります。この本はアマチュアゴルファーや競技ゴルフを目指している人だけではなく、さまざまなジャンルのスポーツで指導する立場の方にも必ず参考になることがあるはずです」と、金子はいう。ジャンボの言葉はいつだってシンプル。単純な言葉だけに、そこに込められた深い意味を探るのは難しい。だが40年をともにした金子は本書の中で分かりやすくジャンボの言葉を咀嚼(そしゃく)している。

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