「ナッシュを尊敬していなかった」“問題児”ハーデンが移籍した理由をピアースが推察<DUNKSHOOT>

ピアース曰く「ハーデン(左)はナッシュ(右)をリスペクトしていなかった」という。(C)Getty Images
今季のトレード・デッドライン当日、ブルックリン・ネッツからフィラデルフィア・セブンティシクサーズへと移籍したジェームズ・ハーデン。昨季の開幕直後にも自らのトレードを要求し、ヒューストン・ロケッツからネッツへ移籍したにもかかわらず、再びネッツに自身の放出願望を実現させたことで、ハーデンには“問題児”のイメージが定着しつつある。

そんなハーデンがネッツを離れ、シクサーズ行きを希望した理由について、かつてボストン・セルティックスなどで活躍したレジェンドのポール・ピアースは、ギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズほか)がホストを務めるポッドキャスト番組『No Chill』に出演した際にこう推察している。
「彼はドック(リバース・ヘッドコーチ/HC)を尊敬しているのさ。スティーブ・ナッシュ(ネッツHC)ではなくね。ロケッツ時代の活躍が恋しくなった部分もあるのだろうけど、それでもやはりドックへのリスペクトが大きいのだと思う。それにドックは、この新生シクサーズを上手くまとめ上げるだろうね」

ネッツ移籍直後こそハーデンとナッシュHCは良好な関係を築いていたものの、コーチングキャリア1年目の新米指揮官と、すでにリーグで確固たる地位を築いたスーパースターの間には、確かな信頼関係は生まれなかったのかもしれない。

2シーズン続けてトレードを要求したハーデンが、その振る舞いを正当化するには結果を出すしかない。ピアース曰く「尊敬している」というリバースHCの下、シクサーズを優勝に導くことができるか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

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