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昨年『60』の地で連覇へ 山下美夢有が見据える次なる目標「50台を出したい」

大会連覇を目指す山下美夢有(撮影:上山敬太)

<ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 事前情報◇21日◇利府ゴルフ倶楽部(宮城県)◇6569ヤード・パー72>

昨年大会の初日に国内女子ツアー最少ストローク記録となる「60」をたたき出し、2位に5打差をつける完全優勝を果たした山下美夢有。思い出の地に戻り、ディフェンディングチャンピオンとして迎える今大会を前に意気込みを語った。

昨年のいいイメージが残っていそうだが、火曜日のラウンドでコースの印象が変わったようだ。「昨日練習ラウンドを回ったんですけど、ほんまに(1日に)12アンダー出したのかなという感じに思いました。去年に比べてセッティングがラフも深くなっていて、難しいイメージがありました。」と首をかしげる。さらに、ショットについても「ここ最近は精度がよくないので、その精度を安定させたい」と不安を口にする。精度が安定したショットで、チャンスがきたときに決めるのが山下流だが、思うようなゴルフができていないと不安もある。
 
だが、最少ストロークを出した昨年も「前日まで調子がよくはなかったんですが、モヤモヤとした感じで初日をスタートしたら、パターが良くてあっという間に12アンダーに行っていた感じです」と好調ではなかったものの「60」をマーク。不安材料がありながらもスコアをまとめてくるあたりはさすが女王だが、その要因はパターにあったようだ。「ロングパットからミドルパットまで入ってくれたので、ほんとパットのおかげです」とパットが冴えわたり気づけば「60」。パターの存在が大きかったようだ。
 
そのパターだが、今週は昨年とは異なるパターを使用する予定だ。昨年は、リアライズの『SQUAD プロトタイプ』を使用していたが、「アムンディ・エビアン選手権」でも投入した『クリーブランド』のピン型を使う予定。「タッチというか、距離感もいい感じだったので、フィーリングも合っているからいいなと思いました」とここは好材料と言えそうだ。
 
記録的なスコアで制した今大会。今後は「50台を出したい」と“大台”もいつかは出したい数字。まずは初日をビッグスコアで滑り出し、自身初の連覇につなげる。

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