• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • アンバサダー宮里藍とアマ14人の座談会 『どうやって自信を持っていますか?』答えは…

アンバサダー宮里藍とアマ14人の座談会 『どうやって自信を持っていますか?』答えは…

座談会にて14人のアマチュアからの質問に答えた宮里藍(撮影:福田文平)

<宮里藍 サントリーレディス 事前情報◇6日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6513ヤード・パー72>

宮里藍がアンバサダーを務める今大会には、アマチュアにも出場できるチャンスが多く与えられている。過去には畑岡奈紗や、古江彩佳、西村優菜、安田祐香など、いまではプロゴルファーとして第一線で活躍している選手らも多数出場していた。今年は昨年より人数が増えて14人が出場する。

昨年の「全米女子アマチュア選手権」で優勝を飾り、大会を主催するサントリーとスポンサー契約を結ぶ馬場咲希(代々木高3年)や吉田優利の妹・鈴(りん、日本ウェルネススポーツ大2年)、JGAナショナルチーム経験者の六車日那乃など注目選手がずらり。さらには2019年大会以来、4年ぶりに海外選手も招聘(しょうへい)され、世界アマチュアランキング9位のイム・ジユ(韓国)や、同18位のフィオナ・シュウ(ニュージーランド)が日本ツアーに参戦する。

開幕を2日後に控えた6日(火)に、進行役として宮里聖志も加わり、座談会が行われた。アマチュア時代にプロの試合に出場したことやアメリカツアーに渡ったときの状況など自身の体験が語られた。その場には通訳者も同席し、海外選手も宮里藍を真剣なまなざしで見つめながら、話にうなずいた。

質問も飛び交い、馬場は「最近、自信を持てないときが多い。藍さんはどうやって自信を持っていますか?」と手を挙げて問いかけた。宮里の答えは「具体的に把握すること」。自信が持てない理由がスイングの迷いか、クラブ選択か、体調か、相手と比べてしまうのか。理由を明確にできれば、解決策が見えてくるという。「相手と比べてしまうならすぐにやめた方がいい。わたしは“自分が比較対象であるべき”といつも言っていますが、比べることは何も生まれない」と、自身のポリシーを伝える。

座談会を終えると、「すごい勉強になりました」と目を輝かせた馬場。「技術のことはコーチに聞くことができるけど、メンタル面とかは藍さんがこれまですごい状況を経験している。実際に経験した人からの言葉を聞きたかった」と、自身3度目となる座談会はさらに学びの多い時間となった。

大会コンセプトは『~神戸から世界へ~ 次世代を担う幅広い選手に、世界へと羽ばたく成長の場を』。ベストアマには今年の「AIG女子オープン」(全英)の視察権も与えられる。アマチュアたちの今大会での活躍と、これからの飛躍にも注目したい。(文・笠井あかり)

関連記事