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「しっかりスピンが入る」 永峰咲希がテーラーメイドの新作ウェッジを即実戦投入

永峰咲希が新ウェッジ投入へ。どんなモデル?(撮影:佐々木啓)

<NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 事前情報◇10日◇軽井沢72ゴルフ北コース(長野県)◇6702ヤード・パー72>

開幕をあすに控えたプロアマ日に、テーラーメイドの新しいウェッジを発見した。バックフェースを見ると『MG4』の刻印があった。ノンメッキフェースの『ミルドグラインド3』の後継モデルと思われる。

初お見えとなったなか、即投入を決めたのは“チームテーラーメイド”の永峰咲希。「今週から打ち始めて、すぐに実戦に投入することを決めました。それほど打った感触がいいですね。スピンがしっかりと入ります」と話し、その感触に手ごたえを感じた。

『MG4』の特徴はフェースに斜めに刻まれたミーリング。前作『MG3』ではフェースの溝の間に高さ0.02ミリの突起「マイクロレイズドリブ」を規則的に配置して、バックスピン量の増加を図っていた。だが、『MG4』では正面からフェースを見て右上から左下に向かって斜めにミーリングが施してある。

「この斜めの細かいラインがポイントなんです。水はけがよくて、雨の日や朝霧で芝が濡れていてもスピンが利いた球が打てます」。悪条件でも、さらにスピンが効くようになったようだ。

今大会の開催地は軽井沢72ゴルフ北コース。標高1000メートルの高地にあり、早朝は朝霧で芝が濡れている。また今週は台風7号が太平洋上から本州に接近しており、雨の心配もある。それだけにこの新作ウェッジが効果を発揮し、強い味方になるかもしれない。

メーカー未発表モデルだけに、いつ発売になるのかはまだ不明。だが、3週間前に行われた海外メジャー「全英オープン」ではローリー・マキロイ(北アイルランド)が使用していたという情報もある。
 
ところで、新しい武器を手に入れた永峰だが、今大会ではほかにも強い味方がいる。ご主人の田野聖和(たの・せいわ)さんが今季2度目のキャディを務めるのだ。ご主人が前回キャディを務めた「ワールドレディスサロンパスカップ」では9位フィニッシュ。今大会では新しい武器も手に入れただけに、その上を狙ってゆく。(文・河合昌浩)

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