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川崎春花が台湾メジャーで優勝 「台湾の皆さんの応援が力になった」

川崎春花が台湾で今季初V(大会提供)

<フォックスコンTLPGAプレーヤーズ選手権 最終日◇25日◇オリエントG&CC(台湾)◇6280ヤード・パー72>

国内女子ツアー開幕を前に日本勢14人が挑んだ台湾女子ツアーで、川崎春花が優勝を飾った。4打差のリードを持って入った最終日は強風下のなか2バーディ・7ボギーと苦しんだが、最後は逃げ切った。

前半を2ボギーとし後続に迫られると、後半に入って10番で初バーディ。ところが11番から4連続ボギーで失速。リードはなくなり、混戦状態になった。15番でバーディを奪い返したが16番で再びボギー。一進一退の攻防のまま、勝負は最終ホールへ。

トータル2アンダーで迎えたパー5。ここで同スコアで並んでいた前の組のホウ・ユーサン(台湾)がボギーを叩き、川崎の一打リードに変わった。3打目はピン手前15メートルにオン。これをきっちりと2パットのパーに収め、同組の竹田麗央とユーサンを振り切り、勝利を決めた。

ホールアウト後には、日本人選手が川崎を祝福。『チャンピオン』と書かれた大きなタオルを掛けられると、涙が頬を流れた。「優勝することができてすごくうれしいです」。優勝スピーチの第一声は22年秋以来の優勝をまず素直に喜んだ。

「昨年は苦しい思いをたくさんしてきたので、それが今日は優勝という形で終えることができて、皆さんにいい恩返しが少しでもできたかなと思います」。ここでも言葉を詰まらせ、苦しかった時期を思い返し、感激に浸った。

総勢14人の日本勢が参戦し11人が決勝ラウンドに進出。強豪がひしめく台湾ツアーの精鋭たちを相手に、川崎を始め多くの選手が真っ向から立ち向かい、日本ツアーの底力を見せた。そんな中、川崎には地元の応援団からの熱心な声援がプレーを後押しする。

「日本人なのに、台湾の皆さまがたくさん応援してくださって、それがすごく力になって、今日は最後まで頑張ることができました」。“春花”と書かれた横断幕を掲げ応援するファンも現れ、ギャラリーとの記念撮影にも応じた。キュートなスマイルとプレースタイルが、台湾のゴルフファンを魅了した瞬間だ。

優勝賞金は約2700万円。年々賞金額が高騰する台湾の大会は、来年さらに増額する予定。敗れたユーサンは大粒の涙が止まらず、号泣するほど今大会は台湾ではビッグタイトル。そんな一戦を制した川崎。最後は「ありがとうございました。謝謝」と結んだ1週間。22年の「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」に続く“メジャー2勝目”が、国内開幕の「ダイキンオーキッドレディス」に向けて最高の流れをつくった。

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