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勝みなみが史上3人目のナショナルOP連覇で力強くガッツポーズ【ライブ写真から振り返る2022年女子ツアー】

「日本女子オープン」を連覇した勝みなみ(撮影:佐々木啓)

いよいよ3月2日に2023年日本女子ツアーが開幕する。11月末の最終戦まで38試合、どんな戦いが繰り広げられるのか。22年シーズンを振り返って占いたい。ALBA Netおなじみの「ライブ写真」で、各大会期間中に閲覧数が一番多かった写真から振り返る。

「日本女子オープンゴルフ選手権」(9月29日~10月2日、千葉県・紫CCすみれC)での閲覧ナンバーワンは、満面の笑顔を見せた勝みなみが優勝カップを持って力強くガッツポーズをする写真だった。
 
史上3人目の快挙だった。最終日に6バーディ・2ボギーの「68」をマークして、トータル3アンダー。2アンダーで首位スタートだった申ジエ(韓国)との3打差を逆転。樋口久子、畑岡奈紗に続くナショナルオープン連覇だった。
 
優勝インタビューで勝は、「最終組の申さんと吉田優利さんは、二人ともうまい選手。自分のベストなゴルフをしっかりやろうと思ってやっていました。アウトコースで5つバーディがきて、貯金があったのが一番よかったかな。昨年とはまた違う難しさがあったけど、また優勝インタビューしてもらえているのが信じられないぐらいうれしいです」と、勝利の喜びをかみしめていた。
 
勝は昨年行われた2023年米女子ツアーの出場権を争うQシリーズ(最終予選会)で5位に入り、今季は米ツアーに挑戦する。
 
「米国のコースを回れるのは楽しみだし、雰囲気も違うのでそれを味わいたい」と意気込みを話したが、これから始まる異国での生活を想像すると不安も少なからずある。

真っ先に浮かんでくるのが「日本よりも長いし、十何時間も飛行機に乗らないといけない」という移動面だという。国土面積が日本の約25倍を誇る米国だけに、それは無理もない。国内で時差もあり、そこも調整しながら試合を迎えることになる。

さらに「言葉」も高い壁として立ちはだかる。現地のキャディとともに戦っていくことが決まっており、「ゴルフ用語や日常会話くらいはできたほうがいいとは思うんですけど、勉強には…踏み出せてないですね」と現状を明かしていた。

畑岡奈紗渋野日向子古江彩佳らがすでに米ツアーでプレーしており、今年から西村優菜も主戦場を移す。とはいえ「行ってみないと何が不安なのか、何を聞けばいいのかはわからない。現地で疑問があれば、それを聞こうと思っています」と、勝。まずは自分の肌でしっかりと違いを感じることからスタートする。

まだアマチュアだった高校1年時にレギュラーツアー優勝を果たし、プロに転向してからも7勝。国内最高峰のメジャー大会「日本女子オープン」で連覇を成し遂げた24歳が、再びルーキーとして挑む新たなステージ。勝の初戦は米国アリゾナ州で3月23日に開幕する「LPGAドライブオン選手権」の予定だ。

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