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サー・ファルドがガルシアを断罪!「セルジオは今まで会ったもっとも幼稚な選手」

2008年ライダーカップ時のファルド(左)とガルシア(撮影:GettyImages)

メジャー6勝、“サー”の称号も持つニック・ファルド(イングランド)がセルヒオ・ガルシア(スペイン)の発言を断罪した。

「LIVゴルフ」2023年シーズンの開幕戦前に、対立するPGAツアーの急先鋒となっているローリー・マキロイ(北アイルランド)との友情が終わってしまったことについて「子供じみている」と英テレグラフ紙のインタビューでマキロイの態度を非難したガルシア。その発言はSNSなどで話題となった。

ガルシアとマキロイはこれまで「ライダーカップ」で欧州チームとしてともに戦ってきた。ところが昨年6月、ガルシアがLIVゴルフへと戦いの場を移したことでその友情関係には終止符が打たれた。43歳のガルシアは「とても悲しい」とし「違うツアーへ行くというだけですべてを捨ててしまうなんて、とても大人のすることには見えない。子供じみている」とした。その発言にはサー・ファルドは怒りをみせ、「これまで私が会ったもっとも幼稚な選手から発せられた馬鹿げた発言だ」と自身のSNSで発信した。

実はファルドとガルシアには過去にいさかいがある。

08年のライダーカップでは欧州チームのキャプテンを務めていたのはファルド。結果は米国チームが圧勝したが、同年の大会では活躍できなかったガルシアを「使い物にならなかった」とのちにテレビ番組で批判した。シングルス戦でもアンソニー・キム(米国)に大敗し、「いつもは勝ちへの大きなこだわりを見せるのに、セルヒオにはそれがなかった」とした。

これまでもツアーで暴言やグリーンを傷つけるなどの態度がしばしば問題になっていたガルシア。昨年5月には「ウェルズ・ファーゴ選手権」のプレー中に競技委員の裁定に不満をみせると「このツアーを去るのが待ちきれない」と発していた。

LIVゴルフ2年目の開幕戦をガルシアはトータルイーブンパーで23位、勝利したチャールズ・ハウエル(米国)と16打差で終え、賞金20万8750ドル(約2840万円)を獲得している。(文・武川玲子=米国在住)

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