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“凱旋”の女王 山下美夢有が地元・関西Vに「プロとして優勝できてうれしい」

思い出の大会で今季初V。山下美夢有が表彰式で喜びを語った。(撮影:佐々木啓)

<富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 最終日◇9日◇花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース(兵庫県)◇6435ヤード・パー72>

女王が短期決戦でも変わらぬ強さを見せた。悪天候の影響で初日が中止となり、36ホールに短縮された今大会の最終日。単独首位で出た山下美夢有が4バーディ・ボギーなしの「68」をマークし、トータル9アンダーで逃げ切り。昨季の最終戦以来となる通算7勝目を果たした。

同コースで行われるスタジオアリスのジュニア大会を2011、13年に制覇。勝手知ったるコースでの“凱旋”だったが、その好相性ぶりを遺憾なく発揮した。前半で1つ伸ばすと、後半では3バーディ・ボギーなしと堂々のプレー。岩井千怜、阿部未悠とのし烈な優勝争いを制し、思い出の舞台で今季初のカップを掲げた。

表彰式では「たくさんの方が遠いところから駆けつけてくれて、本当に力になりました。ジュニアのときに2回優勝していて、こうしてプロになって優勝することができてすごくうれしいです」と喜びを語った。

「ジュニアの中にはプロを目指す子がたくさんいると思うんですけど、目標をもってプロを目指してほしいです。私自身も『山下プロみたいに』って思ってもらえるような選手になりたい」

まさに有言実行。この日、ジュニアたちの脳裏には女王の圧巻プレーが刻み込まれたに違いない。

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