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米女子QT1st突破の谷田侑里香 「パーを積み重ね、チャンスを仕留めるゴルフ」でネクストヒロインツアー初優勝を狙う

米女子QTファーストステージを突破した谷田侑里香(撮影:山代厚男)

<マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー◇第9戦 PIM Ladies Tournament◇11日 事前◇倶楽部 我山(群馬県)◇6299ヤード・パー72>
 
来季の米女子(LPGA)ツアー、および下部のエプソンツアー出場権をかけたQT(Qスクール)ファーストステージを突破した谷田侑里香が、明日から開催されるマイナビ ネクストヒロインゴルフツアー第9戦「PIM Ladies Tournament」に出場する。

谷田は、高校2年生から渡米。ミシガン州立大学の卒業を機に日本へと拠点を移し、ネクストヒロインツアーや他の大会にも出場している。QTには、「他のツアーですが、サポートしていただく権利を勝ち取って出場しました」と話す。
 
QTの感想を聞くと、「気温、天候が違いました。47度もあったんです!」と開口一番、驚きのコメント。ファーストステージが開催されたカリフォルニア州では今年、56度を記録した地点もあるほど危険な暑さが続いているそうだ。
 
谷田は続けて、「全体的に飛びますね」と、日本人選手との飛距離の違いを実感したと話す。身長172センチあり、「トータル250ヤード」の飛距離を誇る谷田であっても「平均くらい」だったというのだから、これまた驚きだ。
 
ただ、QTでは収穫もあった。谷田は、初日「74」、2日目「72」、3日目「68」、最終日「74」のトータルイーブンパーで予選を通過。「しっかりパーを積み重ねることの大切さ」をあらためて感じたという。また、「コースが長かったので、パー5がとくにチャンスでした。パー5の3打目でバーディを獲れるようにしないといけない。これは日本でも意識してやっていきたい」と、チャンスホールを確実に仕留め、スコアを伸ばす重要さもあらためて感じたようだ。
 
「グリーンが広くて、乗せるところを間違えると3パットもあり得そうです。雨が振ったからか軟らかくて、上り傾斜もあるので、縦距離を合わせてチャンスを増やしていきたい」と、冷静な分析と明日の作戦を明かした。米国で得た気づきと自信を持って、ネクストヒロインツアー初優勝を狙う。(文・杉本夏希)
 
※ネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV)は将来ツアーで活躍することを目指す、JLPGAプロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むための場として2019年に始まった。今シーズンは全15戦が予定されている。出場選手は年間ポイントランキングによるシード、前大会成績上位者、主催者推薦、ファン投票などによって決められる。

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