来季は“格上げ大会”に裏試合!? PGAツアーが新規大会を発表

PGAツアーが新規大会を発表。“格上げ大会”と同週開催となる。(撮影:GettyImages)

10日、PGAツアーが来季の新規大会を発表した。大会名は「ザ・マートルビーチ・クラシック」で、サウスカロライナ州マートルビーチのデューンズゴルフ&ビーチクラブで開催される。フルフィールドで賞金総額は390万ドル(約5億2000万円)。4年契約となる。開催日程は未定で、来季のトップ選手が集まる賞金総額2000万ドル(約27億円)の“格上げ大会”と同週になる。

サウスカロライナ州のヒルトン・ヘッド・アイランドでは、毎年4月に「RBCヘリテージ」が開催されている。今年は“格上げ大会”となり、昨年「全米オープン」を制したマシュー・フィッツパトリック(イングランド)が優勝し、賞金360万ドル(約4億8000万円)を獲得。また、2021年には同州のキアワアイランドで「全米プロ」が行われ、当時50歳のフィル・ミケルソン(米国)がメジャー最年長優勝を飾っている。

マートルビーチはサウスカロライナ州北東部の大西洋岸の小さな街で人口は約2万人。100を超えるゴルフコースを持つ一大リゾート地として全米で人気を集めている。

デューンズゴルフ&ビーチクラブではこれまで、PGAツアーチャンピオンズ(米シニアツアー)のシーズン最終戦「チャールズ・シュワブ選手権」(1994~1999年)を開催。また1973年にはPGAツアーの最終予選会も行われた。(文・武川玲子=米国在住)

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