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QT65位からの逆襲へ 鶴岡果恋が狙うリランキング“安全圏”「トップ10を目指して」

まさに正念場。鶴岡果恋はリランキング“安全圏”に滑り込めるか。(撮影:米山聡明)

<ニチレイレディス 事前情報◇15日◇袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コース(千葉県)◇6621ヤード・パー72>

今季開幕時のQTランク65位から、第1回リランキングが行われる今大会前までに自身の順位を36位まで上げた鶴岡果恋。完全なるレギュラーツアー復帰に向け「もうひと越え」をこの3日間で狙う。

リランキング後の中盤戦で“フル出場”が可能になるボーダーに設定していたのは「30位」。現在メルセデス・ポイント55.25ptの鶴岡が、ここを越えるには最低でも現在30位にいる若林舞衣子の78.77pt以上まで伸ばさないといけない。その差は23.52pt。「今週はめっちゃ大事。前半戦の最後が一番大事だと思っています」と気合も入る。

昨年からショットの不調に悩まされていたが、それも回復傾向。「飛距離も戻っているし、ショットへの自信が全然違う。振って行けるし、今週は期待したいですね」と表情も明るい。元来飛ばし屋だが、昨年の平均飛距離は236.23ヤードの50位と落ち込んだ。今年は出場試合こそ少ないものの、248.75ヤードと強みも取り戻している。

今季はここまでレギュラーツアー7試合に出場。4日間大会の「ヤマハレディースオープン葛城」13位タイで46.5ptを稼いだのも大きい。下部のステップ・アップ・ツアーには出ず、推薦も駆使してレギュラーツアーにこだわったことも奏功しそうだ。

3日間大会で、23.52pt以上を稼ぐには、最低でも単独18位以上が必要。そのために、「トップ10を目指したい」と視線はさらに高い場所へ向いている。現在の位置でも、開幕時よりは優先出場順位によって出られる試合は増えるが、狙うはフル出場の“安全圏”。「去年に比べたらゴルフの内容が全然違う」と取り戻した自信をしっかりと成績に反映させ、安心の夏場を迎えたい。(文・間宮輝憲)

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