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アプローチの名手・藤田寛之が明言「人工マットで打っても上達しない」

藤田寛之が考える人工マットのデメリットとは?(撮影:田中宏幸)

今年の「日本シニアオープン」を制し、シニアツアーで初のメジャー制覇を果たした藤田寛之。アプローチの名手として知られているが、「人工マットで練習しても上達しません」と話す。その理由をゴルフ雑誌ALBA879号の巻頭特集『アプローチの悩み 一挙解決』の中で明かしている。

「プロはよくハイティアップでアプローチ練習をしますが、それには理由があります。人工マットで打つと、ダフっていてもソールが滑り、ミスに気付きにくいからです。またマット上だと、ロフトが寝て当たり弾道が高く上がってしまいます。それを防ぐためにも、30ヤードの距離をハイティで打ち、正しく球を捉えているかをチェックしましょう」
 
高くティアップしてロフトが寝ているウェッジできれいに打つのは意外に難しい。あおり打ちの傾向がある人は、ヘッドがボールの下を抜けるか、トップしてしまうのだ。フェースの上にボールを乗せるには、やや上からダウンブローにボールをとらえる必要がある。
 
「低く飛び出して弾道の頂点が3メートル以内に収まれば、フェースにボールが乗って適正スピンで打ち出せている証拠です。低く打ち出すために、ややダウンブローで振ってスコアライン下3本辺りに当てましょう。そうすれば適正スピンで低く打ち出せ、距離感も合いやすくなります」
 
フェースの下3本に当てるには、下からのあおり打ちや極端な上からの打ち込みは厳禁。両肩をレベルに保って、左手甲をボールに見せるように手元を低く保つことが大切だという。アプローチのインパクトが不安定で、距離感もマチマチだという人は、ハイティアップで打てるかどうか、まずはチェックしてみよう。

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