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副流煙のないたばこ「ウィズ2」が、ゴルファーに新たな共存をもたらすかもしれない

メリット3 副流煙が出ない。周囲へのにおいもほとんどない

 
2020年の改正健増法が施行され屋内の喫煙が原則禁止になったのは、「望まない受動喫煙の防止」のためだ。受動喫煙の副流煙はたばこ葉を燃焼させることによって発生するが、加熱式たばこはそもそも燃やしていないので副流煙は発生しない。喫煙者から吐き出される主流煙にたばこの有害成分が含まれるおそれがあるので万全ではないものの、ラウンド中に最も密な状況になるカートの中でも、周囲に不快な思いを抱かれる危険性は相当低くなったといえるだろう。
 
喫煙者として周囲を不快にさせないためには、においへの配慮も忘れてはならない。紙巻きたばこほどではないものの、確かに高温加熱式でもたばこのにおいは周囲から感じられるため、それが気になる人がいても不思議はない。
 
しかしウィズ2のたばこのにおいは、周囲からはほぼ感じられない程度といえる。ウィズ2のメディア先行体験会は東京・下北沢の「大衆酒場 ネオトーキョー下北沢店」で7月末から8月頭にかけて実施された。会場の席に限りがあるため日に数回に分けて開催されており、記者が出席したのはその日6回目の会だった。1回につき10人程度が試喫しているとしたら記者の前に50人程度が同じ会場でウィズ2を吸っていたことになるが、それでも室内にたばこのにおいは感じられなかった。もしこのにおいが気になって気分不良を引き起こす人が多数存在するのであるなら、女性の香水は言うに及ばず、ニラたっぷりの餃子やニンニクマシマシのラーメンも遠からず屋内原則禁止になってしまうだろう。
 
アメリカ公民権運動の指導者キング牧師は、“I have a dream.”と題された有名な演説の中で「私には夢がある。それはいつかジョージア州の赤い丘で、元奴隷の息子たちと元奴隷所有者の息子たちが、兄弟愛のテーブルに一緒に座ることだ」と語った。今は席を隔たれてしまったゴルファーの喫煙者と非喫煙者だが、ラウンド後の反省会をクラブハウスの同じテーブルで―喫煙者はたばこを手にしながら―大いに楽しむ日がまた来るのではないか。そんな未来を思い描かずにはいられない、革新的なたばこの進化を歓迎したい。

ウィズ2 製品概要

 
【発売日】・8月7日(CLUB JTオンラインショップでの先行発売)・9月5日(全国のコンビニエンスストア及びたばこ販売店等)
【メーカー希望小売価格】 1,980円(税込)
【内容物】 デバイス、ACアダプター、USB Type-CTMケーブル、マウスピース
【カラー】 ブラック、ホワイト
【加熱モード】 ノーマルモード/ハイモード
【使用可能パフ回数】 ノーマルモード:約250パフ、ハイモード:約150パフ
【加熱待ち時間】 0秒
【充電時間】 約60分

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