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黒人初のマスターズプレーヤー、86歳のリー・エルダーが来春、名誉スターターに(No.161297) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報

名誉スターターとなったリー・エルダー氏(撮影:GettyImages)

マスターズ 事前情報◇9日◇オーガスタナショナルGC(米国ジージア州)◇7475ヤード・パー72>

秋の「マスターズ」はなんともタイムリーなアナウンスから始まった。9日(月)、オーガスタナショナルGCのフレッド・リドリー会長は2021年4月のマスターズにリー・エルダー氏を名誉スターターに迎えることを発表した。

エルダー氏は1975年、黒人として初めてマスターズに出場。以降81年まで6度の出場を果たした伝説のプレーヤーだ。

米国で“分断”の社会と叫ばれ、“ブラック・ライヴズ・マター”と改めて人種差別問題が大きく浮上している現在、エルダー氏を改めてマスターズに迎える意味はとても大きい。

現在86歳のエルダー氏は、10人兄弟の一人として生まれた。10歳の時に両親を亡くし、キャディの仕事をしたのがゴルフとの出会い。プロゴルファーとなったが当時のツアーには“白人オンリー”というルールがあり黒人ツアーでプレーした。ようやくPGAツアーに参戦できたのは67年。74年にツアー勝利を挙げて75年に初のマスターズ招待を得た。

ところが当初はオーガスタに黒人選手が来るとクラブ周辺は厳戒態勢が敷かれたが、結果は何事も起こらず、「予想外にも」温かく歓迎されたという。

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