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仲宗根澄香の強さの秘密は、ボディターンよりも右手首の深い『ヒンジ』にあり【モリモリさんのスイング談義】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

アドレスよりもインパクトで右手首の角度がつく『ヒンジ』の動き アマチュアはインパクトで右手首の角度がほどけて伸びてしまう人が多い(撮影:岩本芳弘)

『Sky』のCMでお馴染みの仲宗根澄香。昨シーズンはトップ10に8回入る活躍を見せ、メルセデス・ランキング37位、賞金ランキング39位で初シード獲得。大きな飛躍を遂げた。女子ツアーでは植竹希望と並ぶスイングオタクでもある。そんな仲宗根のスイングを、堀琴音らを指導する“モリモリさん”こと森守洋氏に解説してもらおう。
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仲宗根澄香は体を大きく使ってバックスイング【連続写真】

仲宗根プロのスイングはバックスイングで体を大きく使い、インパクトに向かって上体をクルッとしっかり入れ替えるシンプルなスイングです。ただ、仲宗根プロの初シード入りへつながった安定ショットの秘密はそこではありません。アドレスでの右手首の角度より、インパクトのヒンジ(右手首の甲側に折る)の角度がより深まっているポイントに見てとれます。

普通のショットに悩む多くのアベレージゴルファーはこの右手の角度が逆になります。アドレスよりインパクトの方が右手首の角度がほどけてフェース面をコントロールできず、ボールが散ってしまうのです。それに対し、仲宗根プロの右手首の使い方は、フェースローテーションの量を非常に少なくできるため、出球が安定します。ショットメーカーの選手に多く見られる使い方なのです。

アマチュアの方はまずアプローチからでいいので、右手の角度をアドレスよりインパクトでより深めてインパクトする打ち方を試してみてください。クラブの使い方が全然違うことに気づくと思います。

手首のヒンジの話をすると、よく右手首の背屈(甲側に折る動き)と、左手首の掌屈(手のヒラ側に折る動き)のどちらを意識した方がいいのか、と聞かれることがあります。左手はスクエア気味に握るかフック気味に握るかで角度が変わってきますので、右手首の背屈を意識してみてください。

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