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中島啓太が日本勢最上位の3位! 大台1億円突破でランキング1位返り咲き

中島啓太は初日の71位発進から、3日間で3位まで順位を上げた(提供:Asian Tour)

<Shinhan Donghae Open 最終日◇10日◇クラブ72CC オーシャンC(韓国)◇7204ヤード・パー72>
 
日本、韓国、アジアの3ツアー共催大会で、中島啓太が日本勢最上位のトータル17アンダー・3位タイと気を吐いた。「初日の出遅れさえなければ優勝も狙えていたかもしれないので、本当に悔しいですね」。初日は1アンダー・71位発進。そこから3日間で68人を抜き去り、優勝に2打差まで迫った。

この日は出だしの1番でバーディ発進も続く2番でボギー。5番パー5でイーグルが飛び出すも、8番でボギーと流れを切ってしまう。しかし9番でバウンスバックを決めると、10番でも獲って連続バーディ。その後はボギーを打つことなく3バーディを奪った。「3日間このスコアで回れたのは、なかなか日本でもなかったので良かったです。特に今日は後半で伸ばせて良かった」。2日目以降の3日間で「67」「67」「66」のプレーには充実感もある。
 
そんな今週の収穫については「アジアンツアーをプレーできたこと。少しピンポジションも違うし、誰が爆発的なスコアを出すか分からない」と話す。最終日は5打差から首位に追いついたパチャラ・コンワットマイ(タイ)を含む、9アンダーをマークした選手が2人いて、終わってみれば43人がトータル2ケタアンダーという伸ばし合いの大混戦。日本ツアーではあまり見られないスリリングな試合展開だった。
 
今大会で約724万円を獲得したことで、今季の獲得賞金は1億円を突破。前週、金谷拓実に譲った賞金ランキングトップの座を奪い返した。「しっかりトレーニングして、パナソニックオープンからまたしっかりできるようにしたい」。次週の「ANAオープン」には出場せず、21年にアマチュア優勝を成し遂げた「パナソニックオープン」(9月21~24日・小野東洋ゴルフ倶楽部)からツアーに復帰する。抜きつ抜かれつの賞金王争いも面白くなってきた。

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