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国内復帰戦の笹生優花が東京五輪後に日本国籍を選択 「どっちを選んでも日本人でフィリピン人」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

日本国籍を選択した笹生優花(撮影:佐々木啓)

<TOTOジャパンクラシック 事前情報◇3日◇瀬田ゴルフコース北コース(滋賀県)◇6616ヤード・パー72>

今年6月の海外メジャー「全米女子オープン」覇者で、ひさびさの国内ツアー出場を果たす笹生優花が、開幕前日の3日、会見に出席。「こうやってまた日本の試合に出られることに感謝の気持ちでいっぱい。寒くなったけど体調に気をつけたい。去年もこの大会には出場してメモリーがある。また出られてうれしい」と心境を話した。

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開幕前日はハーフラウンドと練習などで調整。「何もできなかった」という10日間の隔離期間を経て、先週の木曜日に現地入りし調整を急いでいる。「きょうも時間があるので、調子がよくなるように準備したい」と、開幕までにベストに近い状態に戻すことが課題となる。

日本での試合は8月にフィリピン代表として9位になった「東京五輪」以来。ツアー出場となると5月の「中京テレビ・ブリヂストンレディス」以来、約半年ぶりのこと。「スケジュール的に合った」ことなども要因となり、この大会を“凱旋試合”として選んだ。ただ「いつも通り楽しんで、いろいろ学んでいいゴルフができるように頑張りたい」とそのスタンスが崩れることはない。

その五輪後に日本国籍を選択したことも、この日明かした。日本とフィリピンの国籍を持っている現在20歳の笹生は、日本の国籍法で22歳までにどちらかを選ぶ必要があった。そこで五輪後の8月に手続きを開始。「いつ日本に変えようか、とかは深く考えてない。いずれは日本国籍を選ぶという考えがあった」と選択した。「どっちを選んでも日本人でもフィリピン人でもある。それはずっと心のなかにある」と、これまでと大きな変化はなさそうだ。

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