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堀琴音がお手本! ピン狙いのアイアンはフェースを“タテ”に使う! | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

堀琴音は“タテ”のローテーションを使っているので、フォローでフェースを返さない(撮影:佐々木啓)

ニッポンハムレディスクラシック」で初優勝を飾った堀琴音。18年から堀を指導するモリモリさんこと森守洋(もり・もりひろ)コーチによると、堀が持つ類稀なフェース面の使い方にピンを狙い打つヒントがあると、12日(木)発売のゴルフ雑誌ALBA826号で語っている。そのフェースの使い方とは?

森守洋コーチが解説 フェースをタテに使うって?【写真】

「基本的にはスイングはすべて同じ動きです。それが前提ですが、ショートアイアンのようにロフトが大きくなると、タテに使うフェースローテーションを入れる必要があります。理由はロフトが寝ると重心が後ろに下がるから。重心が後ろに下がるとフェースは開こうとするので、意図的にロフトを立てる動きを入れるべき。そうすることで、ピンを狙い打てるのです」と森コーチは語る

フェースを開いて閉じる“ヨコ”のフェースローテーションはよく知られているが、ロフトを立てるように使う“タテ”のフェースローテーションを知っているゴルファーは少ないかもしれない。堀と同様にフェードを武器にレギュラーツアーで通算5勝を挙げている芹澤信雄も、同じ意味で「タテロール」という言葉を使っていた。

続けて、「こっちゃん(堀琴音)の場合は、そのフェース面の使い方が優れているので、ユーティリティのようなシャフトが長くてロフトの立ったクラブでも、ウェッジのようにピンを狙い打てます。一般ゴルファーがロフトの立ったクラブで、ロフトを立てる動きを入れると、弾道が低くなるだけで飛距離が出せなくなります。なのでタテのフェースローテーションは、8番アイアンくらいで練習するのがいいですね」と森コーチは話す。

話はちょっと逸れるが、アイアンを番手順に並べてみると、7番と8番あたりを境に顔(アドレスしたときのフェースの見え方)が変化するモデルが多い。7番より長いクラブはトップブレードが直線的でシャープな印象があり、8番より短いクラブは丸みがあってウェッジに近くなっている。この部分に先ほどの森コーチの「ピンを狙い打つ、フェースの使い方をマスターするには8番くらいから練習するのがいい」がピタッと当てはまってくるのだ。

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