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DJ、モリカワ、ラーム、シャウフェレ、トーマス。新作ドライバーの初速は?

今大会から新ドライバーを投入した選手たちが上位争いを見せています(撮影:GettyImages)

セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ 初日◇7日◇プランテーションコース at カパルア(米ハワイ州)◇7596ヤード・パー73>

米国男子ツアーの2021年初戦「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」。2日目を終え、14アンダーでハリス・イングリッシュが首位に立った。2打差でコリン・モリカワ、ジャスティン・トーマスら4人が並び、3打差でザンダー・シャウフェレら4人、4打差にダスティン・ジョンソンジョン・ラームブライソン・デシャンボーら7人が追いかける。

既報の通り、未発表の新作を投入した選手が相次いだため、今季ここまでの飛距離系スタッツと、今大会の「Tour Cast 3D」の3Hで表示されるデータを比較してみたい。サンプルとしては少なすぎるが、昨年まで使用していたドライバーの平均データと新作の差異は見られるだろうか。

ダスティン・ジョンソンテーラーメイド『SIM2』を投入)
【昨年の『SIM』の平均 / 初日、2日目の『SIM2』】
・ヘッドスピード…平均118.63 mph / 119、119 mph
・ボールスピード…平均177.66 mph / 178、178 mph
・バックスピン量…平均2248.6 rpm / 2491、2513 rpm

■コリン・モリカワ(テーラーメイド『SIM2 MAX』を投入)
【昨年の『SIM』の平均 /初日、2日目の『SIM2 MAX』】
・ヘッドスピード…平均112.82 mph / 115、117 mph
・ボールスピード…平均167.98 mph / 168、165 mph
・バックスピン量…平均2436.6 rpm / ——、2023 rpm

米国テーラーメイド・ツアー担当の練習日時点のレポートでは、2人もカット(フェード)が収まり、弾道が真っすぐに近づいたとのこと。DJは『SIM』より『SIM2』の方が若干スピン量が増え、モリカワは『SIM』より『SIM2 MAX』の方がHSアップ。2日目はミート率1.41と当たりが悪い中で291y先のFWに運んでいた。

ジョン・ラームキャロウェイ『EPIC SPEED』プロトを投入)
【昨年の『SIM』の平均 /初日、2日目の『EPIC SPEED』プロト】
・ヘッドスピード…平均118.41 mph / 118、113 mph
・ボールスピード…平均176.38 mph / 176、168 mph
・バックスピン量…平均2350.2 rpm / ——、1982 rpm

ザンダー・シャウフェレキャロウェイ『EPIC SPEED』プロトを投入)
【昨年の『SIM』の平均 /初日、2日目の『EPIC SPEED』プロト】
・ヘッドスピード…平均118.14 mph / 119、120 mph
・ボールスピード…平均176.24 mph / 177、179 mph
・バックスピン量…平均2345.7 rpm / 2751、2646 rpm

ジャスティン・トーマスタイトリスト『TSi3』を投入)
【昨年の『TS3』の平均 /初日、2日目の『TSi3』】
・ヘッドスピード…平均115.62 mph / 118、119 mph
・ボールスピード…平均174.24 mph / 177、180 mph
・バックスピン量…平均2219.2 rpm / 3652、1678 rpm

今大会は初日から地面がソフトでランが出づらいフィールドで、トータル飛距離が今季のドライビングディスタンスより出ないのは出場する42人が同じ状況。そんな中、モリカワ、シャウフェレ、トーマスはここ2日間で今季平均と乖離が少ないティショットを見せていた。

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