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【女子F開幕節|記者会見/西宮vs北海道】上位リーグ進出を目標に掲げる北海道・菅野大祐監督「戦えることは証明できたので、あとは決定力を上げていく」

6月17日、日本女子フットサルリーグ2023-2024(女子Fリーグ)のオープニングゲームとして、SWHレディース西宮vsエスポラーダ北海道イルネーヴェの一戦が行われた。

第1ピリオドに2失点を喫した北海道は、激しい前線からのプレスで西宮に迫り続ける。第2ピリオドにエース・星山彩香が1点を返すも、2-1で敗れた。

試合後、菅野大祐監督と、キャプテンの星山彩香が記者会見に出席した。

女子Fリーグ2023-2024シーズン日程

あと一歩の瀬戸際だった

エスポラーダ北海道イルネーヴェ|菅野大祐監督

──試合を振り返って。

今シーズン新しく生まれ変わった北海道イルネーヴェの試合で、まずはなんとしてでも勝点3を取りにいったゲームでした。昨シーズンは苦しい思いをして、あと一歩のところで上位リーグを逃してしまいました。戦力も増えて、自分たちの強度もチーム力もしっかり上げ、選手とも「悔しい経験を必ず今年に生かしていこう」と約束したなかで迎えた開幕戦でした。

残念ながら勝ち点を取ることはできませんでしたが、選手たちはハードワークし、自分たちに足りなかった技術や戦術のところも、準備をしてきたことを発揮していたので、次につながるゲームでした。

ただ、このあとの3連戦は昨年の上位チームと対戦になるので、キーポイントになると思います。どこまで自分たちの力を引き上げられるのか、この3戦の中で勝ち点を取れるのかが重要だと選手にも伝えています。3節目はホームで試合があるので、しっかり備えていきます。選手は非常によく頑張ってくれました。

──ハーフタイムに監督からお話があったということですが、具体的にどういったことを伝えたのか教えてください。

相手のプレス回避の部分で苦しめられたので、立ち位置と誰がどこを見るかという点を修正しました。もう1点は、攻撃の部分で自分たちが前進できるチャンスを作りたかったので、相手の守備組織をどうやって崩していくか、相手のポイントに対して自分たちがどういう動き方をすれば背後が取れるかを選手と話しました。そこは後半で、ある程度は改善されたかなと思います。

──1点を返して、スコアが2-1になってからのプランはどう考えていましたか。

守備のところは、ある程度前から行かなきゃいけない時間帯で、そこにチャンスを見出しかけてたので、粘り強く守った先のショートカウンターを狙い続けていました。あえてスペースを空けて引くのではなく、前からプレスをかけ続けようと伝えていたので、そのプランがあと一歩ハマるか、ハマらないかの瀬戸際だったとは思います。そんなに大きな変更はなく、そのまま進めていきました。

──パワープレーについては時間がわりと短かったですが、まだチームに浸透していないという状況での判断でしょうか。

そうですね。まだ準備不足もありました。あとは自分たちの戦略の中で、ワンチャンスで同点に追いつこうとパワープレーのタイミングを見ていたんですが、いいところでマイボールにできなかったので、最後バタついたのは私の采配ミスです。本当は1分ぐらいはやりたかったというのが正直なところです。

──西宮を相手に1点差というのは、結果的にはどう捉えていますか。

自分たちは攻撃力もしっかりあるチームなので、戦い方を見失わずに我慢強くできれば、いいゲームにはなると思っていました。選手が戦えることは証明できたので、あとはもう決定力を上げていくこと。そこに尽きるのかなと。あとは組織的に前進してフィニッシュまで持ち込むための、戦術面のメモリーを増やしていきたいです。

もっと決定力を上げていきたい

エスポラーダ北海道イルネーヴェ|星山彩香

──試合を振り返って。

入りはそこまで悪くはなかったんですが前半に2点を決められてちょっと士気が落ちかけましたが、監督からも話しがあり、みんなで頑張ろうと気持ちを高めて後半に臨みました。1点は返すことができましたが、その次に点数を重ねられなかったことはこれからの課題ですし、もっと決定力を上げて勝ちにつなげていきたいです。

──第2ピリオド入って、4、5分くらいのいい時間帯で得点が取れました。自身の得点シーンを振り返って。

プレッシャーを前線からかけることが効いていると共通理解がまずあって。みんなが前に行き続けてくれたおかげでこぼれてきたボールだったので、あとは決めるだけでした。次はゴールを勝ちにつなげたいです。

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