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「フットサルを愛しているからこそ、この競技を盛り上げたい」。あしざるFCの現役引退を懸けた“無謀な挑戦”の舞台裏

いずれ何百億を売り上げる会社を作りたい

──ライブ配信の時、「次は来年の3月末までに登録者数20万人を目指します」と話されていました。ここから先は、どんなことを考えているのでしょうか?

フットサルの会場を満員にしたいですね。あしざるFCを通してフットサルを“認知”してもらうことはできます。でも、これが“集客”になってくると全く別の話ですし、ぶっちゃけた話、それは僕たちだけではできません。関わる人たちみんなが手を取り合ってやっていかないと難しいと思っています。なので僕たちが先頭に立っていろいろな姿を見せていくつもりで取り組み、集客に関してはみんなで手を取り合ってやっていきたいです。ちなみにこの質問は、何年も後のことでも大丈夫ですか?

──短期・中期・長期で目標を考えているということですね。

はい。漠然とした目標ですけど、いずれは何百億円という売り上げを出す会社を作りたいと思っています。中期的な目標で言うと、“フットサルというスポーツに価値があるんだよ”という雰囲気作りをしていきたい。あしざるFCの圧倒的な認知によって、集客努力をしなくてもフットサルの会場を満員にするレベルの存在になっていきたいです。さっきと言ってることが矛盾しているように聞こえるかもしれないですけど、圧倒的な数字があればそこは考えなくてすむ話だと思っています。

例えばYouTuberのコムドットさんが「フットサルの試合をします」と言ったら、特に集客を頑張らなくても満員になると思うので、そういう意味でチャンネル登録者の数は100万人以上超えなければいけないと考えています。あとは、会社として売り上げを作ることもそうですが、フットサルの枠を超えて社会貢献していきたいと思っています。

──究極的な質問かもしれないですが、のぶさんにとってフットサルは手段だったのか、フットサルだったからやれているのか。

フットサルだったから、ですね。僕は2019シーズンにエフドゥに来て、初めての試合で客席を見た時、F2リーグですし、集客が伸び悩んでいることは元々分かっていましたけど、お客さんの少なさに「これがフットサルの現実なんだ」と感じました。でも、それがメジャースポーツなら自分で行動しようとは思っていなかったはずです。フットサルだからここまで行動できたし、フットサルを愛しているからこそ、「この競技を盛り上げていきたい」と心の底から思いました。

──のぶさんはどんな組織にいても行動を起こしていくタイプだろうと思いますけど、フットサルだったからこそ、ここまで行動を起こしたんですね。

一人だったら絶対に行動していないと思います。りょうくんと出会って「2人で一緒に行動しよう」となったから、今こうしていると思っています。僕にとって、りょうくんという存在はそれくらい大きいです。それに、今のあしざるFCのメンバーがいなかったらここまで頑張れていませんでした。仲間に支えられながらやれているだけです。だからこそ「仲間を幸せにしたい」というのが自分の人生のテーマで、「仲間がいてよかった」と心の底から思っています。

──言葉にしてうまく説明できるものではないと思うのですが、りょうさんの何が自分とマッチしたのでしょうか?

なんですかね……。話の波長が合う人っていると思いますけど、りょうくんとは初めて会った時からすごく波長が合っていたんです。僕、昔は自分からご飯を誘うキャラじゃなかったですし、ましてや広島に来たばかりの頃でしたけど、りょうくんは知らんうちに誘っていたんです。最初は「フットサル界を変えたい」とか、そんな大それたことは言ってなかったですけど、「自分たちの立ち位置を変えたい」という気持ちがあって、りょうくんといろいろな話をして、接していくなかで「俺はりょうくんとじゃないといけないし、りょうくんも俺じゃないといけない」と思うようになりました。

──のぶさんにとって、りょうさんはどんな存在ですか?

勇気づけてくれる存在、ですかね。彼がいなければここまでの行動量とスピード感でできていなかったと思います。こんなこと、本人の前では絶対に言わないですけど(笑)。

──このことは記事を通して伝えさせていただきます(笑)。最後にですが、自分たちの思いはいつもYouTubeで発信されていますが、ファンへ向けて改めて伝えたいことはありますか?

これは自分の思いになりますけど、行動することはめちゃくちゃ大事だと思っています。その大きさは小さくてもいいと思っています。僕たちの場合は、YouTubeのチャンネルを開設するところからスタートしました。それがクリアできたら、次は歌を作ったりチケット販売をしたりといったように、小さな成功体験が自信になって、それがどんどん大きな行動になって、今につながっています。僕たちはこれからもっと大きなことにチャレンジしていきますし、いずれ歴史を動かすような行動ができると思います。みんなに注目してもらいながら、フットサルという競技を盛り上げられるよう活動していきたいので、これからも応援よろしくお願いします!

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