• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 畑岡奈紗が会心イーグルで予選突破「しっかり2日間伸ばしていけるように」

畑岡奈紗が会心イーグルで予選突破「しっかり2日間伸ばしていけるように」

まずは予選を突破した畑岡奈紗。週末にバーディラッシュとなるか。(撮影:南しずか)

<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 2日目◇23日◇バルタスロールGC ローワーC(米ニュージャージー州)◇6621ヤード・パー71>

この日4ボギーを叩いた畑岡奈紗だが、苦しいラウンドの中でもしっかりと見せ場を作った。475ヤードの7番パー5でティショットをフェアウェイに置くと、2打目は「当たりは悪かった」としながらグリーンエッジまで運び、10ヤードをパターで決めてイーグル奪取。「73」で2つ落としたものの、トータル3オーバー・41位タイで決勝ラウンドにコマを進む。

序盤は1ボギーでしのいでいたが、6番グリーンで雨が降り出した。急変した天候にも乱されることなくイーグルで持ち直したが、その後はショットに苦しんだ。「パーオン率が半分だったので、なかなかチャンスを作るのが難しかった」と、バーディを奪うことはできず。少ないチャンスを生かせずに後退したのは反省点だが、踏みとどまった部分は評価に値する。

バンカーにも5回つかまるなどショットが散る場面もあったが、まずは第一関門の予選突破。スイング面では体が浮いてしまい、右に出ることもあったが、「ガマンできた部分もある」とリカバリーでしのいだ。

これぞメジャーというハードなコースセットアップに加えて、週末も悪天候の可能性大。「落として残念な気持ちはあるけど、2日間伸ばして終われるようにしたい」と、警戒を強めながらもあとは浮上を果たすのみ。プレーオフまでもつれる接戦を演じるなど、これまでも相性のいい本大会。首位との8打差を追うムービングでのプレーは、攻撃あるのみだ。(文・高桑均)

関連記事