• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 渋野日向子は日替わりゴルフに「情けない」 次戦は10月職場に向けてのラストチャンス

渋野日向子は日替わりゴルフに「情けない」 次戦は10月職場に向けてのラストチャンス

渋野日向子は不安定なティショットに泣いた(撮影:ALBA)

<ポートランドクラシック 最終日◇3日◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6467ヤード・パー72>
 
「ドライバーもぶん曲がっていたので残念です」。渋野日向子はフェアウェイキープ6回というティショットが足かせとなり、3バーディ・3ボギーの「72」と伸ばせずトータル10アンダーの41位タイで終戦した。

初日はフェアウェイキープが12回で、2日目と3日目はいずれも13回と安定していただけに、最後の最後に悔やまれる結果。「スコアを落としそうな雰囲気は今日はあったから、それは耐えられてよかったと思うんですけど、獲れるところでバーディを獲りきれなかったのは複雑です」。チャンスをものにしたホールよりも、逃したイメージが強い「72」。4日間すべてで好スコアを並べることの難しさを改めて味わい、表情も硬い。
 
スタートホールで1メートルのパーパットを外してボギーとしたことも1日を振り返る上では大きなマイナスポイント。「スタートからしくじっちゃったんで、すごいショックなスタート」と、次の2番で2メートルを決めてバウンスバックしても、記憶は悪い部分ばかりをたどる。「悔しさも残る1週間だったかな」と、悔いばかりが口をつく。
 
とはいえアプローチ力の向上や、悪いなりにスコアをまとめた事実は評価できる。特にアプローチについてはバリエーションも増え、パーセーブできたり、パー5での3打目などはかなりの確率で納得のいくものも増えた。「要所要所でいいアプローチが打てたところは多かったので、まあやっぱり継続してそういうのもできるようにだし、ショット面もしっかり練習しながらだしって感じです」と収穫と課題を持って次戦以降に向かう。
 
最後は「いやー、情けない」と話しコースをあとにした。「日替わりね…」。4日間で「67」を2度出しているのは前向きな要素。「72」が2回というのは不満部分だが、内容が悪くともオーバーパーを避けたことはプラスに考えられる。
 
次戦終了後のポイントランキングで、10月以降のアジアシリーズ出場が決まる。出場人数が極端に少なくなる戦いに向けて、ランキング50位内が一つの目安となる。「来週はかなり大事だと思う。自分の順位がやべーのは分かっているので、上を見て頑張らないと」。今週の結果を受けてランキングは72位となる見込み。窮地からのカムバックを目指し、オハイオ州に飛ぶ。(文・高桑均)

関連記事