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なんじゃこれ!? 今季3勝・竹田麗央のアイアンのソールはなぜ凹んでる?

『スリクソンZX7 MKⅡ』。シフトは中元調子の『N.S.PRO モーダス3 ツアー120 S』としなりにくいシャフトを使用

ブリヂストンレディスオープン」で今季3勝目を果たした竹田麗央。圧倒的な強さを見せる彼女のクラブを撮影すると、面白いギアを発見。その詳細をリポートしたい。

圧倒的な飛距離で3勝目を勝ち取った竹田。今季パーオン率1位に貢献する『スリクソン ZX7 Mk II』アイアンヘッドを見ると、ソールのヒール側に凹みがあることに気付く。これは一体なんだろうか?

「この形状はソールが接地する面積を減らす意図があります。この部分をなくすと傾斜でもソールの抜けがよくなり、球をとらえやすくなります。トゥ側も微妙に削られた形状になっています。竹田プロは強いダウンブロー軌道で打ちますが、上手くソールが抜けて球を拾えるのだと思います」(ダンロップのツアー担当)

『スリクソン ZX7 Mk II』アイアンのソールを見ると、山型形状になっていることも分かる。これもどんな意図があるのだろうか?

「リーディングエッジ側とトレーディングエッジ側を削ると、ラフや傾斜で刃が突っかからなくなりますね。スリクソンの山型ソールは抜けの良さに定評があって、いろいろなモデルに採用されています」(ダンロップのツアー担当)

また、リカバリー率17位のウェッジにも注目したい。『クリーブランド RTX6 ZIPCORE』を採用しているが、『MID』を使用。このシリーズは幅広ソールの『FULL』、トゥ側とヒール側がかなり削られている『LOW』と『LOW+』、その中間の『MID』がラインナップされている。

「幅広ソールの『FULL』はダウンブローに打つタイプに合い、ダフリを軽減してくれます。トゥ側とヒール側がかなり削られている『LOW』は払い打ちに合い、開いて打つなどにも使えます。彼女が使う『MID』は、その中間なのでダウンブローやレベルブローにも対応できるタイプですね」(ダンロップのツアー担当)

圧倒的な飛距離だけでなく、正確なセカンドショットやショートゲームを支える彼女のギアに注目してテレビ観戦するのも悪くない。

【竹田麗央のクラブセッティング】
1W:スリクソン ZX7 MkII LSプロト(8.5度/TOUR AD UB-5X 45.25インチ、 D1、308.3g)
3W:スリクソン ZX MkII(15度/TOUR AD UB-6S)
3,4U:スリクソン ZX MkII(19,22度/TOUR AD DI-75 HYBRID S)
5I:スリクソン ZX5 MkII
6I~PW:スリクソン ZX7 MkII(N.S.PRO モーダス3 ツアー120 S)
50,54,58度:クリーブランド RTX6 ZIPCORE(N.S.PRO モーダス3 ツアー120 S)
PT:オデッセイ Ai-ONE #7S
BALL:スリクソン Z-STAR

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