吉本ひかるが涙のツアー初V 黄金世代12人目となる栄冠

プレーオフを制して悲願の初優勝を果たした吉本ひかる(撮影:鈴木祥)

<明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ 最終日◇12日◇土佐CC(高知県)◇6228ヤード・パー72>

国内女子ツアー今季2戦目は最終ラウンドが終了した。吉本ひかるがささきしょうことのプレーオフ(18番パー4)を2ホール目で制し、悲願のツアー初優勝を果たした。

大会通算10度目のプレーオフ。1ホール目をともにパーとして迎えた2ホール目は、ラフからの2打目をピン左約7メートルへ。このパットを完璧に読み切ってバーディを奪取。対するささきはバーディを逃し、吉本に軍配が上がった。あふれる涙をこらえながらグリーンを下りた吉本だが、やがて決壊。大粒の涙を流しながら初優勝の味をかみしめた。

1998年度生まれの吉本は渋野日向子、畑岡奈紗らと同じ“黄金世代”の一角。この勝利によって、同世代のツアー優勝者は12人目となった。

敗れたささきは2018年「樋口久子 三菱電機レディス」以来の4勝目がかかっていたが、目前で涙をのんだ。トータル16アンダー・3位タイには米ツアー1勝の古江彩佳、小祝さくらが入った。

ホステスプロの勝みなみはトータル14アンダー・6位タイ。昨季の年間女王・山下美夢有はトータル11アンダー・18位タイで4日間を終えた。

【最終日の上位成績】
優勝:吉本ひかる(-19)
2位:ささきしょうこ(-19)
3位:古江彩佳(-16)
3位:小祝さくら(-16)
5位:金田久美子(-15)
6位:勝みなみ(-14)
6位:竹田麗央(-14)
6位:川岸史果(-14)
6位:野澤真央(-14)

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