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「昔からホテルの冷房は20度」“夏男”細川和彦の猛暑対策に仰天! その理由とは

体調管理はバッチリ? 細川和彦の冷房温度が低すぎた(撮影:米山聡明)

<ファンケルクラシック 2日目◇19日◇裾野カンツリー倶楽部(静岡県)◇6993ヤード・パー72>
 
レギュラーツアー通算8勝のうち、初優勝からの4勝が8月の真夏に挙げたもの。そんな細川和彦についた異名が『夏男』。うだるような暑さの中で開催されている今大会でも、2日間を涼しげな顔でプレーしトップに立っている。

正午に32度を超えた2日目は、片山晋呉など何人かの選手やキャディが熱中症の症状を訴えた。それでも細川はホールアウト後、「全然、きのうのほうが蒸し暑かった気がするけど、気温はきょうのほうが高いらしいですね」と余裕たっぷり。少し湿ったポロシャツを触りながら「この程度だし」と、まったく暑さを意に介していない。
 
若いときから暑さにはめっぽう強い細川の猛暑対策が独特なのだ。「夜は冷房きついですよ。昔から20度くらいにしているから(笑)。それにTシャツ短パンです。家にいるときは無理だけど、ホテルで一人のときはね。逆に外と温度差があったほういいって聞いたこともある。人によっては28度がいいって人もいるけど、自分は(外と中の気温を)変えたい」。
 
ホテルの部屋の温度を20度まで下げて、布団をかぶったりかぶらなかったり。それで「寝やすいし、疲れが違うような気がする。朝起きたらペンギンのように寒いですよ(笑)、本当に」という。真夏に絶好調になる男にそう言われると、体が熱を持っているときには、部屋の温度を大きく下げたほうがいいような気もしてくる。
 
一方、ホテルでは20度で過ごせるのに、なぜかサウナの水風呂は「苦手」というから面白い。「サウナは20~30分入っていられるけど、水風呂がダメなんですよね。冷たくて入れない。足だけでギブアップ。心臓止まりそうだもん」。ツアー仲間の寺西明とサウナに行くことはあっても、水風呂には入らないのだ。
 
後続に2打差をつけてトップで迎える最終日も最高気温は32度を超える見込み。暑くなればなるほど、『夏男』が有利にゲームを進めそうだ。(文・下村耕平)

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