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服役を終えたマスターズチャンピオンのA・カブレラ ビザが取れたらオーガスタも“ウエルカム”!

ツアー復帰を目指すカブレラに朗報が届いた(撮影:GettyImages)

約30カ月の服役を終えてツアー復帰を目指すアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)に朗報が届いた。パナマで開催されている「ラテンアメリカ・アマチュア選手権」の会場で「マスターズ」を主催するオーガスタ・ナショナルGCのフレッド・リドリー会長が記者会見を行った。その中で2009年のマスターズチャンピオンであるカブレラが、米国に入国するための査証(ビザ)を獲得できれば、マスターズをプレーできると明言した。

「アンヘルは素晴らしいチャンピオンのひとり」とリドリー会長。「みなが知っているように、彼はここ数年、法的な問題からマスターズに出場できなかった。われわれは今、アンヘルの代理人と日々連絡を取り合っている。現時点ではアンヘルは米国入国に必要な査証を保有していないが、その手続きが進められていることも理解している。法的問題を解決できれば、我々はもちろんアンヘルが戻ってくることを歓迎する」と話した。

54歳のカブレラは元パートナーに暴行を加えたなどの罪に問われ有罪判決を受けた。ブラジルと母国アルゼンチンで30カ月収監され、昨年8月に仮釈放された。

カブレラは歴代チャンピオンとしてマスターズの出場資格を持つが、最後にマスターズをプレーしたのは2019年で予選落ちだった。

オーガスタ・ナショナルGCは1月15日に今年の招待選手をHPで発表したが、現時点ではカブレラの名前は掲載されていない。米シニアのPGAツアー・チャンピオンズもカブレラのツアー復帰を認めており、2月にモロッコで開催される「トロフィー・ハッサンII」(モロッコ、ロイヤルゴルフ・ダルエスサラーム)への出場が決まっている。査証が獲得できれば米国内で開催される大会にも出場できるとした。

カブレラの代理人は3月、アルゼンチンの米国大使館で査証獲得のため面接を受けるとしている。(文・武川玲子=米国在住)

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