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世界トップ選手とジュニアが同時にプレー? “ミズホ”の大会はここがおもしろい

リリア・ヴ(右)がジュニア選手と練習ラウンドするなど、未来のスターを育てることにも尽力(撮影:ALBA)

<ミズホ・アメリカズオープン 事前情報◇30日◇リバティ・ナショナルGC(米ニュージャージー州)◇6656ヤード・パー71>

ニューヨークのマンハッタン島にそびえる超高層ビル群、そしてハドソン川の河口で大西洋を照らす自由の女神像を一望できるリバティ・ナショナルGCが、新規大会の舞台。2017年の「プレジデンツカップ」、米PGAツアーのプレーオフシリーズ開催の実績もある同コースでは、初めての米女子ツアーが行われる。

今回の大会には大きな特徴がいくつかある。その一つが、トッププロとジュニアゴルファーが同じ組でプレーするというものだ。現地時間6月1日から4日間の日程で開かれる大会では、プロは通常通りのストロークプレーを行い、予選2ラウンドを終えて上位50位タイまでが決勝ラウンドに進出する。同時並行で全米ジュニアゴルフ協会のジュニアが24人参戦。予選はジュニア同士の組み合わせだが、決勝ラウンドの2日間はプロ2人、アマチュア1人という組で回るという変則方式だ。

ジュニアは「ステーブルフォード方式」でプレーを行う。ホールのスコアによって獲得ポイントが決められ、いわば攻めれば攻めたぶんだけポイントが上積みされていくゲーム。2日間を終えてその上位者と、プロの部の上位者がグルーピングされる。対決というものではなく、将来を担うゴルファーにプロの技を間近で見るチャンスを与えるものとなっている。

また、実質的なツアー撤退を昨年発表したミシェル・ウィー(米国)が大会ホスト役を務めることでも話題だ。ウィー自身もジュニア時代からプロツアーに参戦経験があり、14年の「全米女子オープン」を含む5勝を挙げるなど活躍。そんな憧れの大先輩が、火曜日からジュニアゴルファーに声をかけるなど精力的に活動している。

選手へのホスピタリティーも大会の特徴の一つで、マンハッタン島にあるホテル代は大会が負担するなど、女子ゴルフをバックアップする意味合いの強い大会。初代女王の称号を手にするのはいったい誰なのか?

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