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最終戦へ初めて出場するフレッシュな選手たちの目標は? 米澤蓮は「優勝」と即答【初出場者コメント集】

前週の2位で最終戦へ滑り込んだ米澤蓮(撮影:ALBA)

<ゴルフ日本シリーズJTカップ 事前情報◇28日◇東京よみうりCC(東京都)◇7023ヤード・パー70>

国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」が30日から4日間の日程で開幕する。今年の優勝者や賞金ランキング上位者など、30名しか出場できないエリートフィールドに名を連ねた初出場者(一部)の意気込みを聞いた。

初のシード権を獲得し、最終戦出場も手にした米澤蓮。『ダンロップフェニックス』終了時点では賞金ランキング43位と最終戦出場“圏外”であったが「カシオワールドオープン」で優勝争いを演じ、1打差の2位タイに入ったことで、初の最終戦へ滑り込みを決めた。

「パナソニックオープンが終わってシードを獲れる位置にいたんで、それでも満足はせずJTに出るまでが目標だった」とあくまで初シードは通過点。目指すはこの最終戦の地であった。

その「パナソニックオープン」でも2位タイの好成績を収め、「状態はいいと思います」とそこから4試合は予選落ちはなし。好調の“カギ”は「パッティングだと思います」という。その要因は「試合の中で自信を取り戻せたこと」で、成績が上向くにつれ自信がついて、パッティングが入る好循環が生まれた。特にカシオワールドオープンでは優勝争いの重圧の中、グリーン上で存在感を放った。

良い流れのまま迎える最終戦。「テレビで観るより難しい」と名物18番ホールが難しいと取り上げられがちだが、回ってみると全ホール難しい。砲台グリーンも多くショット力が問われるのが東京よみうりCC。「最終戦にふさわしい舞台。自分が今までやってきたことを最終戦でもやれれば」と自信ものぞかせる。

今大会の目標について聞くと「優勝です」と即答。選ばれし者の最終決戦に熱い思いで乗り込む。

以下、最終戦に初めて出場する選手たちのコメント。

■平田憲聖(賞金ランキング6位・23歳)
「そんなに良くはない」とゴルフの調子は上向きではないよう。「先週ももっとチャンスもあったし、しょうもないミスをあってもっと上に行けたかなという感じ」。最大限の力を発揮しきれないゴルフが続いている。うまくいかない要因に「ここっていうものはない」と明確な原因を突き止められていない。開幕まで残り一日で調整を重ねていく。

■鍋谷太一(賞金ランキング8位・27歳)
前週の「カシオワールドオープン」では初優勝に号泣。今大会を「超エリートの戦い」と位置づける。まだラウンドはしていないがエリートフィールドの戦いを前に緊張の面持ち。「遼さんと初日から回れることがめちゃくちゃ嬉しい」と石川遼を見て育ったという鍋谷は、最終戦の舞台で憧れの石川との組み合わせとなった初日に胸を躍らせている。

■吉田泰基(賞金ランキング11位・25歳)
「JTカップ出場が目標だった」と夢見た最終戦出場が現実のものとなり、初優勝を目指す。「これに出ている人は一流の人しかいないので、そこに入って試合をしたい」。実力者が揃うエリートフィールドでどんなプレーを見せることができるのか、注目選手の1人だ。

■細野勇策(賞金ランキング24位・20歳)
「18番のグリーンを一番警戒していたが、全体通してグリーンが難しい」と初めての東京よみうりCCの難易度の高さに驚く。「セカンドでしっかり、いい位置につけたい。そのためにはティショットをフェアウェイに」と高いショット力を攻略のポイントに挙げる。1981年の羽川豊以来のレフティVへ、自身ツアー初勝利をこの最終戦の地で叶えたい。

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