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好成績も悔しさを抱える四村彩也香 プロテスト目前に「めっちゃ勝ちたいです」と初優勝に闘志を燃やす

プロテスト合格に向けて準備を整い始める四村彩也香(撮影:山田浩一郎)

<マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー◇第9戦 PIM Ladies Tournament◇11日 事前◇倶楽部 我山(群馬県)◇6299ヤード・パー72>

マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー第9戦「PIM Ladies Tournament」がいよいよ開幕。第7戦「リオン・ドールコーポレーション/ゼビオグループチャレンジカップ」では2アンダーの7位タイ、第8戦 PGMシリーズ「GRAND PGM CUP」ではトータル6アンダーの5位タイと好調の四村彩也香だが、優勝を渇望していた。

好成績を収めている実感について問いかけたのだが、「ボナリのとき(第7戦)も16番くらいまでトップ争いしてたんですよね。もう少しで勝てそうだけど勝てない試合が続いてます」と悔しそうな表情で話し始めた四村。

「ボナリでは佐渡山理莉ちゃんと回っていたんですけど、理莉ちゃんがロングでイーグル獲って、最後の3ホールで離されました。大宝塚(第8戦)のときは、パター勝負で、私も惜しいパットはいっぱいありましたけど……でもそういうパットが入らないと優勝できないなって思います」と、優勝にあと一歩届かない歯がゆさを吐露した。

ただ、徐々に順位が上がっていることは確か。要因は「今年の夏に北海道で合宿していて、それがつながっているなって思います」と四村。「2回に分けて北海道に帰りました。最初に帰ったときはグリーン周りを重点的に練習して、つい最近帰ったときは100ヤード以内をメインにやりましたね」と、ショートゲーム強化が安定したスコアにつながっているようだ。

続けて四村は「植村啓太さんにコーチしてもらっていて、啓太さんと去年の11月からやってきたスイングが、ここ1カ月、2カ月くらいですかね、やっとものになってきて、安定してきました」。好調の要因はスイング改造だった。「全然打ち方が違うから、オフの間は荒れていました」と不安もあったが「これくらい(プロテスト)の時期に合わせてやってきたのでよかったです」と、年に1度しかないJLPGAプロテストに向けて準備が整ってきている。

「ロングでバーディを獲ることが目標」と、自身の課題を踏まえた目標を掲げつつ、「もちろん優勝を目指します。めっちゃ勝ちたいです」と、闘志を燃やしていた。四村が悲願の初優勝へ、18ホールの決戦に挑む。(文・杉本夏希)

※ネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV)は将来ツアーで活躍することを目指す、JLPGAプロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むための場として2019年に始まった。今シーズンは全15戦が予定されている。出場選手は年間ポイントランキングによるシード、前大会成績上位者、主催者推薦、ファン投票などによって決められる。

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