• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 昨年のマスターズで起こった“大事件” 大木が倒れたあの場所は今どうなってる?【オーガスタの“景色”】

昨年のマスターズで起こった“大事件” 大木が倒れたあの場所は今どうなってる?【オーガスタの“景色”】

2023年大会では嵐によって倒木。その跡はいまどうなっている?(撮影:GettyImages)

<マスターズ 初日◇11日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7555ヤード・パー72>

今年もゴルフ界の“春の祭典”ともいえる「マスターズ」がオーガスタ・ナショナルGCを舞台に行われている。米国スポーツ界の一大イベントは、その雰囲気も独特。そこで現地で“見た”、“感じた”ことなどをお届けする。

昨年のマスターズでは、驚くべき“大事件”がコースで発生した。悪天候だった大会2日目。この日、2度目の中断を知らせるホーンが鳴る直前、17番ティ横に立っていた松の大木が3本倒れた。運よくケガ人はでなかったが、“ヒヤリ”では済まないできごとだった。

結局その日はそのままサスペンデッドになったが、すごかったのがその後のオーガスタの対応。次の日には、わずかに跡は確認できるものの、まるで『もともと大木なんてありませんでしたよ』と言わんばかりに修復されていたのだ。

では、あの場所の現在は? 気になって見にいってみると、“わずかな跡”すら残っておらず、見事なまでに整地されていた。昨年会場にいた人たちですら、大木があった正確な場所が分からなくなっているほどだ。

しかし、17番ティ付近に立っているその他の松の木を改めて見てみると、ものすごい高さ。練習日から、その周辺も多くのギャラリーが歩いており、ケガ人なしというのがいかに奇跡的だったのかということを改めて感じる。今年も初日から雨でスタートが遅れたが、大きなトラブルはなし。無事、残り3日間が終わることを願うばかりだ。(文・間宮輝憲)

関連記事