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シンプルで勘も鋭い笹生優花スタイル 長時間練習の“努力”と“才能”の融合【申ジエに聞く】(No.168992) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報

笹生優花の強さを申ジエが分析(撮影:岩本芳弘)

世界で50勝以上挙げ、海外メジャーは2勝。米韓で賞金女王に輝き、世界ランキング1位となったこともある申ジエ(韓国)。2020年もわずか8試合の出場で2勝を挙げるなど今なおバリバリの実力者だが、その一方で、日本ツアーを愛し、常々「若手の壁になりたい。後輩達に多様な技術を見せるのも私の役目」と話すツアー全体の発展を願う選手でもある。そんなジエに、日本が誇る若手選手たちについて聞いてみた。

笹生優花のドライバースイングは圧巻【連続写真】

今回ジエに聞いたのは、19歳のルーキー・笹生優花について。昨年11月の「TOTOジャパンクラシック」で優勝したジエを「63」というビッグスコアで追い上げて2位に入ったのが笹生。そのとき語った印象は「ヤニ(・ツェン)を思い出します。自分のゴルフに自信がある感じがする」だった。

鮮烈なルーキーシーズンの始まりだった。20年開幕戦の「アース・モンダミンカップ」では初日を首位発進。最後は5位タイに終わったが、2戦目となった「NEC軽井沢72」で初日に「65」で飛び出すと2日目は停滞したが、最終日に「63」の大爆発を見せてツアー初優勝。翌戦の「ニトリレディス」では初日2位の滑り出しから、2日目に首位奪取、以降は1位を明け渡すことなく優勝を勝ち取った。

その後は優勝こそないものの、強烈なインパクトをファンにも選手にも植え付けている笹生のゴルフとはどんなものなのか。「怖い物知らずで、インパクトがありますね。ひとによっては淡々とプレーしていると見えるかもしれませんが、積極的でアグレッシブなゴルフです」とジエ。その積極性がビッグスコアにつながるゆえんだろう。

現在の平均ストロークは「70.3575」で堂々1位。さらにはパーオンホールでの平均パット数も1位、1ラウンドあたりの平均バーディ数も「3.76」で1位、そしてイーグル数も6コで1位。積極性に加え、最後のパッティングに至るまで、スキがないのが笹生の特徴だ。このスキのなさをジエは、「シンプルだから」と分析する。プレースタイルは前述のとおり前に進むシンプルなもの。そこに積極性が加われば、自ずと好スコアが生まれる。19歳という若さが大きなメリット生んでいる点も忘れてはならない。

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