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有村智恵、30代以上ペアマッチを今年も開催「いいメッセージを伝えられる」

今年も「KURE Lady Go Cup」が開催される(撮影:ALBA)

<KURE Lady Go Cup 事前情報◇25日◇>
 
有村智恵、原江里菜が発起人を務め、昨年第1回大会を開催した30歳以上の女子プロによるトーナメント「KURE Lady Go Cup」が今年も4月26日に開催される。昨年は9ホール9組での戦いだったが、今年は18ホール(前半ベストスコア・後半オルタネート)12組にスケールアップ。優勝賞金556万円をかけた戦いは、より一層熱を帯びそうだ。

大会発起人の有村智恵は、前日練習ラウンドから自身の練習に裏方役に大忙しだ。今年からツアーの休養に入ったこともあり、昨年よりはスケジュール的な余裕はあるものの、自ら声をかけた選手たちへのケア、取材対応、アテンドなどにこの日も忙殺された。
 
自身は「KKT杯バンテリンレディス」でレギュラーツアーに出場しホールインワンを達成するなど話題を作ったが、「純粋に優勝したいけど、先々週は上手くいきすぎたので自分の調子とは思っていないです。ペアマッチなので協力しながら頑張りたい」と冷静だ。昨年は盟友・原江里菜と組んだが、今年は「ペア解消しました(笑)」と同学年の佐藤のぞみと共に優勝を狙う。
 
昨年大会の反響は大きかった。同年代の選手たちや多くの企業関係者からも好意的な声は多かったことはもちろん、出場した金田久美子、藤田さいきが大会後にレギュラーツアーで優勝。「本当に嬉しかった。元々力のある選手ですけど、選手は試合に出る機会があればあるほど、試合勘、勝負勘が明確になる。こういう試合もあることで今後につながるキッカケになれば」と喜びもひとしおだった。
 
今季のツアーを一時休養するなど、有村自身がキャリアの転換点にいるからこそ、この大会がより意義深い。「自分達のステージや年代が変わっても、ゴルフは一生楽しめる。若い時はできたけど、今はできない。けどこっちはできるようになったとかが、永遠に続く。その時その時の自分のゴルフと向き合うことが生涯現役と言えるのではないかと思う。そう言った意味では生涯を通してゴルフを楽しむ姿を皆さんに見せたい」。
 
大会は今年度中の5試合開催を目標に拡大していく予定だ。プロとしてのキャリア、結婚、出産などさまざまな経験をした24人の女子プロ。「ゴルファー、アスリートだけじゃなく、仕事や子育てを頑張っている方々にいいメッセージを伝えられると思う」。明日の一戦がまた、これからの女子ゴルファーの道を切り開いていく。
 
<出場選手>
・上原彩子×諸見里しのぶ
・原江里菜×李知姫
・工藤遥加×成田美寿々
・東浩子×香妻琴乃
・服部真夕×一ノ瀬優希
・下村真由美×甲田良美
・久保啓子×久保宣子
・西山ゆかり×佐藤靖子
・中村香織×高島早百合
・青山加織×菊地明砂美
・キムハヌル×イボミ
・有村智恵×佐藤のぞみ

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