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初出場の吉田泰基は「ブチギレちゃった」 初日3位スタートも2日目苦戦

第2ラウンドはスコアを3つ落として3位タイ→11位タイへ降下した吉田泰基(撮影:鈴木祥)

<ゴルフ日本シリーズJTカップ 2日目◇1日◇東京よみうりCC(東京都)◇7023ヤード・パー70>

初出場の25歳・吉田泰基は初日に5アンダー・3位タイと好発進を決めたが、2日目は「73」と苦戦。トータル2アンダー・11位タイに後退してしまった。

「ティショットとかパッティングは悪くなかったけど、アイアンとアプローチでスコアを大きく落としてしまった」とこの日を振り返った。「縦距離が全然合わなかった。バーディチャンスが少なくなるにつれ、スイングリズムが悪くなってしまった」。難グリーンが待ち構えるだけに、ショットが肝になる東京よみうりCC。チャンスメークに苦心したが、ショットが噛み合わず、次第にスイングも乱れてしまった。

15番のパー3ではティショットがグリーン左に外れた。アプローチで寄せたいところだったが、傾斜で戻ってきてしまいダブルボギー。張り詰めた糸は切れかかっていた。「後半はブチギレちゃって。最後も『ピンまで打ったろかな』と思ったけど、キャディさんが止めてくれた」とフラストレーションの溜まるプレーに冷静さを欠いた時間もあったが、キャディの支えもあり自分を落ち着かせた。「それが明日に繋がると思っているので、明日以降伸ばしていきたい」と前向きに3日目を見据える。

また、賞金王となった中島啓太、同ランキング2位の金谷拓実とのラウンドについて、「すごく勉強になった。技術の差もはっきり分かった。(ふたりは)フェース面にしっかり乗せて打っていた。自分もウッド系はできていたけど、アイアンになるとちょっとミスが多い」。賞金ランキング上位者との技術の差も明確になり、自身の“現在地”も分かった。「追いついて、追い抜かすくらいの気持ちで頑張ります」。悔しい一日となったが、手にした収穫を週末のラウンドに繋げていきたい。(文・齊藤啓介)

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