大須賀望vs小林光希、賞金ランキング2位を狙う二人が闘志満々!

現在賞金ランキング3位の小林光希が2位を目指して今大会を戦う(撮影:鈴木祥)

<京都レディース 初日◇15日◇城陽カントリー倶楽部(京都府)◇6444ヤード・パー72>

最終戦を残して賞金女王(ウー・チャイェン=台湾)が決まった今季のステップ・アップ・ツアーだが、熱い戦いは続いていた! 賞金ランキング2位までには来季レギュラーツアー前半戦の出場権が与えられるが、対象となる(他の選手の可能性は消滅)二人が、そろって2アンダー・3位タイの好発進を飾り、2日目の16日は同組で対決することになったからだ。

まず、その差は約131万円で逃げきりたい賞金ランキング2位の大須賀望。「後半、ティショットが暴れてきたけど、パーオン率はよかったしパッティングでカバーできた。もったいないバーディパットが3つありましたが、シビアなパットも決められたのでとんとんですね。初日終わって団子状態ですが、トップと1打差は良い位置だと思う」

一方、今大会の優勝賞金は360万円だけに、狙っていきたい賞金ランキング3位の小林光希。「1打1打集中して回ることが目標だった。パッティングでピンチをしのげたし、そのとおりにプレーできたので、良いスタートが切れた。難しいコースをアンダーパーで回れたので、納得度は高いです。この大会で優勝すれば、自力で賞金ランキング2位に入れることを計算してきました」

そして、2日目のプレーを聞かれると、「2日目は小林光希さんと同組ですが、私は一人で黙々とプレーするタイプ。自分のプレーに集中して、スコアを伸ばしていきたい。最終戦を優勝で締めくくりたいです」(大須賀)、「明日は大須賀さんと同組で意識してしまうかもしれませんが、目指すのは優勝なので、自分のプレーに集中してメリハリつけて頑張ります」と、相手以上に優勝を意識したコメントだった。二人の争いがどんな結果になるのか、2日目のプレーは18ホールすべてが注目だ。

なお、3アンダーで首位タイ発進の大林奈央は「城陽カントリー倶楽部は2021年にプロテストに合格したコース。そして、今日はきょうはショットの距離感が良くてバーディチャンスを作っていけました。一時期、不調だったティショットも、最近はフェアウェイキープ率が上がってきて手応えを感じている。ここで良いゴルフができたらQTにもつながる。全力で優勝を目指していきます」と意気込んだ。

同じく首位タイ発進を決めた小林夢果は「1番ホールは9メートルのロングパットが決まってのバーディスタート。そこから波に乗っていけた。城陽カントリー倶楽部で行われた一昨年のプロテストでは、2オーバーでの合格。きょうは60台で回りきれたので、成長しているのを感じます。最終戦で優勝してファイナルQTにいくことが目標」と話した。

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