ドライバーのスライス&振り遅れ 簡単な直し方/柏原明日架

短く握るとタテ振りになり、振り遅れを防げる。柏原自身も実践する方法だ

ドライバーは全体が長いため、振り遅れてスライスやプッシュが出やすいクラブです。目いっぱいグリップを長く握ると、ヘッドの重さでトップでクラブが不安定になり、余計にフェースが開きやすくなります。オススメなのが、極端にグリップを短く握ること。短く握るとクラブを軽く感じ、シャフトを立てて下ろしやすくなります。いつもの握り方よりも最低指2本ぶん短く持つと、効果があると思います。

グリップを短く握る分、ボールに近づいて立つことも大事なポイントです。いつものボールとの距離で構えると、手元が浮いてしまうので注意してください。また、ダウンスイングでタメを作ろうとしてグリップをボール方向に向けて下ろすと、クラブが寝て下りやすいので要注意。グリップを飛球線後方に向けて下ろす意識を持つと、オンプレーンに振れて、スライスや振り遅れのミスを減らせますよ。

柏原明日架
かしわばら・あすか/1996年生まれ、宮崎県出身。2019年にツアー初優勝を果たす。その年に2勝を挙げて賞金ランク11位に。今季はツアー3勝目が期待される。富士通所属

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