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新鋭の勝亦悠斗が5アンダーの好発進 新パターとセッティングチェンジが奏功 「ドンピシャではまった」

好発進を決めた勝亦悠斗(撮影:ALBA)

<関西オープン 初日◇13日◇泉ヶ丘カントリークラブ(大阪府)◇7051ヤード・パー71>
 
国内男子ツアー今季第2戦の初日の競技が進行中。28歳の勝亦悠斗(かつまた・ゆうと)が7バーディ・1ダブルボギーの「66」、トータル5アンダーで好スタートを切った。ラウンド後に「今週から使い始めた、オデッセイの新しいパターにチェンジしたことが良かった」と勝亦。試合前にグラファイトデザインのシャフトに替えて試したところ、フィーリングが良く、いい距離が入ってくれたという。

4番パー4の2メートルを皮切りに、6、7番と3つのバーディを重ね、インに入ってもさらに4つのバーディを奪うラッシュをかけた。本格的にレギュラーツアーの試合に出るのは今年からという勝亦だが、小学生の頃に遊び程度でゴルフを始め、中学生になるとプロに教わって本格的に取り組むようになったという。
 
入学した高校にはゴルフ部がなく、入学時に創部してもらい、ほぼ個人活動で3年時には「全国高等学校ゴルフ選手権」を制し、「日本ジュニア」では3位と、トップクラスに上り詰め、明治大学4年の2016年にプロ転向している。
 
一昨年のQTに失敗し、昨年は限定的なレギュラーツアー出場となっていたが、下部のABEMAツアーより難しいコースセッティングのなか、出場した4試合すべてで予選を通過したことが、自信になった。
 
特に想像以上に硬く締まったグリーンに苦戦した経験から、クラブセッティングを再考。以前は5番ウッド、3番ユーティリティ、アイアンは4番からのセッティングを、しっかりキャリーでボールを止められるよう、4、5番アイアンをユーティリティに変更。それが「今週ドンピシャではまった」。事実、7つのバーディのうち3つはユーティリティで打ったものだ。
 
2週前の開幕戦「東建ホームメイトカップ」では予選落ち。シード権の確保が当面の目標というが、「シード権、シード権とあまり意識しすぎず1年戦いたい」と話す。明日以降もスコアを重ね、優勝争い絡むことができるか、期待が高まる。

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