• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 「ショットはすごくいい」 山下美夢有が3連続バーディでナイスカムバック

「ショットはすごくいい」 山下美夢有が3連続バーディでナイスカムバック

前週は日本に帰って、コーチを務める父とスイングの調整に努めた(撮影:福田文平)

<AIG女子オープン 初日◇10日◇ウォルトン・ヒースGC(イングランド)◇6881ヤード・パー72>
 
昨年大会では、海外メジャー初出場ながら13位タイに入った山下美夢有。今年の初日は3連続を含む5バーディ・4ボギーの「71」で回り、1アンダー・19位タイとまずまずのスタートを切った。

5番までに2つ落として迎えた6番パー5で反撃が始まる。残り81ヤードの3打目を30センチにつけて、この日最初のバーディを奪うと、7番では6メートル、8番では2メートルを沈める3連続バーディで一気に戻した。その後はバーディとボギーが2つずつ来て足踏みしたが、上位も伸びていないため、トップとは3打差の好位置。「難しかったんですけど、そのなかでバーディを獲ることができて、いいスタートができたなと思います」と話す。
 
フェアウェイキープは15ホール中13度。パーオンは18ホール中14度と、持ち味であるショットの調子は悪くない。2週前、フランスでの「アムンディ・エビアン選手権」で4日間戦ったあとは一度帰国し、コーチを務める父にスイングをチェックしてもらって、再びヨーロッパに渡ってきた。「ショットはすごくいい感じ。(日本に)戻ったことによって、きょうにつながっている」ととらえている。
 
それでも、「ショットの割にパターが…。3パットもしてしまうことが多くて、タッチがこのグリーンは難しい」とグリーン上で苦戦した。パターは英国に3本持ち込み、エビアン選手権の3日目に投入したクリーブランドの大型マレット『フロントライン エリート RHO』を引き続き使っている。
 
大会は初日を終えて、トップの4アンダーから4打差以内に59人がひしめく大混戦。現在のカットラインは1オーバーとなっており、上位も見えるが、同時に予選落ちも気になる位置で2日目を迎える。「パター次第かなと思います」。グリーン上のタッチが合えば、優勝争いに加わってきそうだ。

関連記事