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クラウン戴冠へチームジャパンは畑岡&渋野、古江&笹生ペアを結成! キーワードは「攻めと安定」

最強カルテットはどんなペアを組む?チームリーダーの畑岡奈紗の答えは?(撮影:南しずか)

<ハンファ・ライフプラス インターナショナル・クラウン 事前情報◇3日◇TPCハーディングパーク(米カリフォルニア州)◇6550ヤード・パー72>

いよいよ開幕する国別対抗戦は、各国4人によるチーム戦。予選プールは2人でペアを組みフォアボール形式(それぞれがプレーしていい方のスコアを採用)で、準決勝以降ではシングルス2人とフォアサム(1球を交互に打つ)1組で争われる。畑岡奈紗、古江彩佳、笹生優花、渋野日向子のチームジャパンは、予選プール突破へ勢いづけたい初日のペアを、畑岡&渋野、古江&笹生ペアに決めた。

その意図について“チームリーダー”も担う畑岡に質問が飛ぶと、「わたしが決めたというよりはみんなで話し合って決めたんですけど…」と前置きしながら、「攻めと安定というふたりが組んだほうがいいかなというので」と説明した。安定したプレーでじりじりと詰め寄る畑岡と古江、爆発力を兼ね備える攻めの笹生と渋野をそれぞれ配置した形となった。

古江&笹生ペアについて畑岡は「彩佳ちゃんは安定感がある印象はみんなあると思いますし、飛ばし屋の優花ちゃんが組むので楽しみ」とチームとしては若く妹的な立ち位置のふたりを見つめる。そして「わたしは日向子ちゃんと組ませてもらうんですが、同級生コンビとして一緒に頑張りたい(笑)」と1998年度生まれの“黄金世代”が息をそろえる。

渋野も畑岡の声掛けに笑顔をみせ、「楽しみ」と意気込む。それでも「自分が足を引っ張らないかがめっちゃ心配で、やる前から申し訳ない感じなんですけど…」と恐縮しきりだが、「自分もできるだけ力になれるように、しっかり自分のプレーをできるように頑張りたい」と自身初となるチーム戦を見据えた。

昨年のマッチプレー大会で準優勝となった古江が「チームプレーなので自分だけのプレーでは勝ち切れないので、経験としては助けになると思うけど、チームとして一緒に考えながら頑張りたいです」と話せば、ペアを組む笹生は「仲がいい」とチームワークをアピール。一緒に練習ラウンドをした後半あたりから話し合いながら、最善のペアを練りに練った。

初日はタイと対戦。畑岡&渋野ペアがアリヤ、モリヤのジュタヌガーン姉妹と、古江&笹生ペアが世界ランキング1位にも立ったアタヤ・ティティクル、パティ・タナタバキトと戦う。カギとするのは最初5ホールに3つあるパー5で獲っていくこと。“攻めと安定”のバランスがとれたペアでバーディを量産し、UPを積み重ねていきたい。(文・笠井あかり)

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