• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 西村優菜は米ツアーメンバー入りも複雑な状況に涙止まらず 世界の高い壁に「ここで戦えるのかな…」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

西村優菜は米ツアーメンバー入りも複雑な状況に涙止まらず 世界の高い壁に「ここで戦えるのかな…」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 R・へラン -29 2 B・ターディー -27 3 V・プラタ -25 A・クラウター -25 5 勝みなみ -24 6 S・ワグナー -23 C・ワンナーセン -23 8 L・ヨハンソン -21 9 K・パーク -20 L・ハートレッジ -20 順位の続きを見る

悔しい最終日となった西村優菜

悔しい最終日となった西村優菜(撮影:ALBA)

LPGA Qシリーズ(後半) 最終日◇11日◇RTJハイランド・オークスGC(米アラバマ州)6685ヤード・パー72>

ホールアウト後、気丈にインタビューの場所に来た西村優菜だったが、話し出そうとすると思いがあふれた。22位タイから出た西村優菜はパープレーでスコアを伸ばせず24位タイ。ツアーメンバーの権利は得たものの、来季の前半戦のほぼすべての試合に出場することができる20位以内に2打足らず、涙は止まらなかった。

何を語った?西村優菜のインタビュー【動画】

出だしは最高だった。1番で5メートルを沈めてバーディを先行。後半戦の3日間苦しみ抜いた傾斜と芝目の強いグリーンに対してようやく明るい兆しが見えたかに思えた。だが、そこからはいくらチャンスにつけても決まらない。「打ちたいパットは打てていたけど入ってくれませんでした…。流れが作れないまま、あっという間に終わってしまいました」。ピンチをしのいでも流れは好転しない。あと1つ決まっていれば…。そんな思いのまま後半戦72ホールは幕を閉じた。

「悔しいです…」と顔を覆いながら心境を語った西村。「緊張感もあり、タフな戦いでした。少し自分に期待していた部分もあったので…、ちょっと残念です」。外から見ている以上に、高い壁を感じてしまった。「覚悟はしてきましたが、飛距離的な部分でしんどい戦いが毎日続きました。そのなかで何とかやろうとしましたが、厳しいツアーだなと思いましたね…」。前半戦のショット不調を立て直して臨んだ後半戦だったが、得意のパットが決められない展開に「ここで戦えるのかな…」と弱音も出る。

とはいえ、ツアーカードは獲得した。米国で戦うのか、日本に戻って1年戦うのか。今後については「またチャレンジするかどうか今はあまり思えないのですが、強くなりたいと思います」と話すにとどまった。「まだまだな部分があります。もっと練習しなきゃな」。今回の経験があったからこそ強くなれる。そんな8日間となることを期待したい。(文・秋田義和)

関連記事