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自動的にスコア申請を行うカートナビシステムが、ゴルフ場の負担を減らす!?【ゴルフ最前線】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

最新のカートナビが、WHS導入以降増えたゴルフ場の負担を軽減(撮影:ALBA)

20年から施行されていた世界統一の『ワールドハンディキャップシステム』(WHS)が、今年の4月1日から日本でも導入されていることをご存知だろうか。「えっ!? 知らなかった」とか、「ハンディキャップがなくてもゴルフはできるでしょ?」という人が多数派かもしれない。ただ、日本ゴルフ協会(JGA)によれば、確実にハンディキャップ取得のゴルファーは増えているとのこと。今回はハンディキャップ申請を簡単に行うカートナビシステムの是非について考える。

ラウンド前にカートナビにサッと登録すれば、JGAにスコア申請できる【写真】

4月1日以降、WHSが国内でも導入され、一気にハンディキャップインデックス取得者が増加した日本のゴルフ界。ついには、乗用カートに備え付けてあるナビシステムにスコアを入力するだけで、JGAにスコア申請できるシステムが登場した。この画期的なシステムに対するJGAの期待も大きい。

「JGAを導入してから、毎日200〜250人のハンディキャップ取得者が増えていますが、今回のカートナビシステムが広く導入されると、人数増加はさらに加速していくと思います」(JGA担当者)。残念ながら、今のところは関東で同システムを導入しているのは茨城県の宍戸ヒルズCCのみだが、実際に導入した側のゴルフ場や、利用者であるメンバーが、このシステムについてどのように考えているのか聞いてみた。

「ゴルフ場では一度お客様のスコアを自分たちのシステムに入力し、それからJGAさんにデータを送る作業を行っていました。4月1日以前は、その作業が月に1度のペースでよく、しかも月末までに送ればよかったので、空いている時間を使うことができたんです。ところが、4月1日以降は、毎日その作業を行わなければならず、正直大変でした」と同ゴルフ場で副支配人とキャディマスターを務める中園貴暁氏は語る。

もともと同コースでスコアを提出する人は、平日でも数十人は下らず、土日、祝日ともなれば、200人を超えるという。そして、今年の4月1日からのWHSが導入され、毎月1日に更新されていたハンディキャップが、毎日更新に変わった。JGAにスコア申請する入力は手作業になるため、他の仕事の片手間でやるわけにもいかず、夕方から最低1人はかかり切りになる。

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