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石川遼はアイアンシャフトを“X”から“S”に変更 「高さも飛距離も出て、方向性もいい」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 金子駆大 -8 黄重坤 -8 竹谷佳孝 -8 B・ケネディ -8 5 桂川有人 -6 C・キム -6 岩田寛 -6 武藤俊憲 -6 矢野東 -6 A・エバンス -6 順位の続きを見る

石川遼はシャフト変更に好感触

石川遼はシャフト変更に好感触(撮影:米山聡明)

中日クラウンズ 2日目◇29日◇名古屋ゴルフ倶楽部和合コース(愛知県)◇6557ヤード・パー70>

国内男子ツアー「中日クラウンズ」の第2ラウンドは降雨によるコンディション不良でサスペンデットとなったが、8時25分にスタートした石川遼は18ホールすべてパーの「70」でホールアウト。トータルイーブンパーの暫定55位タイ。明日の第2ラウンド再開後、周囲の状況によって決勝ラウンドに進めるかが決まる。

石川遼、ニューアイアンでの力強いインパクト【ライブフォト】

18ホール中パーオンを逃したのはわずかに3回。パットは何度もカップをかすめ、バーディはなし。グリーンを外したホールは無難にパーで切り抜けて、平坦な一日となった。「パーオンしているってことは、2打目が狙える位置にいるってことですし、このコースではいいこと」と話す。ティショットの安定感はあったが、「あまりにも(アイアンショットの)縦距離が合わなすぎました。ミスショットをしたのがピンの横くらいについて、いいショットを打つとピン方向に行くけど10ヤードオーバーしている感じ」と、ピンに絡めるようなショットは少なかった。

縦距離のズレは、アイアンのシャフトを替えたことも影響している。これまでXフレックスを使っていたが、今週から同モデルのSフレックスへと少し軟らかいタイプに変更した。「いままでは切り返しが早かったので、そのスピードでしなりを生んでいました。いまは切り返しを静かに行っているので、軟らかくしました。振りやすくなってタイミングも合っています」。スイング改造中の今は、切り返しは理想の軌道をなぞるように下ろしている。今季開幕からドライバーのシャフトは手元側がしなるタイプのものを使用しており、Sフレックスにすることで、ドライバーと同じような振りやすさを感じられる。

フレックスをXからSに替えたことで「スピン量は変わらず、高さも方向性も出せて、飛距離も飛んでいます。こっち(S)の方が自分に合っているんだなと思いました」と好感触。今週の水曜日の午後に急遽作成し、翌日木曜日の第1ラウンドはぶっつけ本番で使用。「今は縦距離はしょうがないかなと思っていますが、自分としてはいい材料にとらえています。これに慣れていくことができれば、違ったゴルフができるんじゃないかって思います」。この2日間、シャフトの硬さを替えてイメージ通りの弾道が増えたことを喜んだ。(文・小高拓)

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