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シニアのキングは4年でプロテスト合格 下地を作ったのはショートコースでのアプローチ練習だった【シニア賞金王・篠崎紀夫のミチノリ】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

年間3勝を挙げてシニアの賞金王となった篠崎紀夫は、18歳から北谷津ゴルフガーデンで腕を磨いた(撮影:福田文平)

50歳以上のレジェンドが集まる国内シニアツアー。今年は4月の「金秀シニア沖縄オープン」から14試合が行われる。昨年の賞金王は篠崎紀夫。身長162センチと小柄ながら、年間3勝を挙げて約3408万円稼いだ。レギュラーツアーでは1勝を挙げているものの、思うように活躍できなかった印象が強い。シニアツアーで強さを発揮したのは、独特の考え方や練習法があったからだ。そこで篠崎のゴルフ観や取り組み方について掘り下げる。(取材/文・山西英希)

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■“サッカー推薦”がなぜか不合格で目指したプロゴルファー

1992年のプロテストに合格した篠崎は、国内男子ツアーの出場権をかけた予選会、クオリファイングトーナメント(QT)を突破できずに苦しい時期を過ごしたが、2006年のQTで3位になり、07年のレギュラーツアー出場資格を獲得。同年、「ANAオープン」で3人によるプレーオフを制し、プロ16年目でツアー初勝利を遂げると同時に初めて賞金シードも得た。その後、13年までに4シーズン、賞金シードを手にした。

50歳になった19年からシニアツアーに参戦すると、20年に初優勝を遂げ、21年は年間3勝を挙げて賞金王となった。篠崎が所属する千葉県の北谷津ゴルフガーデンは、国内女子ツアー賞金女王の稲見萌寧が小学生時代から練習の拠点としている。男子、女子、シニアのツアー対抗戦の「日立3ツアーズ選手権」では、 “北谷津同門対決”が注目を浴びた。

すっかり“シニアの顔”となった篠崎だが、アマチュア時代も含めて、決してエリート街道を歩んできたわけではない。シニアの世界に入ってから才能が開花したといっていい。

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