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【ATI 425チタン】で初速UP! タイトリスト『TSi』ドライバー&フェアウェイ、11月13日デビュー

タイトリスト『TSi2』ドライバー(左)、『TSi3』ドライバー(右)

アクシネットジャパンインクが[マスターズ]()」初日の11月13日。前作『TS』シリーズに『i』が入って何が変わったのか? 早速見ていこう。

■「i」は様々な意味を持つ。ATI 425チタン初採用!

前作『TS』シリーズに加わった「i」の文字。これは「Innovation(革新)」、「Inertia(慣性)」、「Integration(統合、素材と質量特性)」、「IMPACT」など総合的に改良された「i」の頭文字が加わった形。[タイトリスト]()も形状を見直しつつ「慣性」も引き上げた。

まず、スピードを追求するため、滑らかな曲線で形づくったヘッドでエアロダイナミクスを強化。前作『TS』シリーズの形状を見直し、空気の流れで生まれる無駄な「抗力」を最大15%も軽減できたという。これによりヘッドスピードの低減を防ぐのは他社とも同じ。

全く異なるのが、ボールスピード強化のために採用した、航空宇宙評価基準素材「ATI 425チタン」と呼ぶ、高価かつ希少な新チタン素材をゴルフ界初採用したこと。「ATI」は高性能金属のエキスパート会社で、「ATI 425チタン」は従来の6−4チタンに比べ、変形しにくさが106%、引っ張り強度が104%、柔軟性が130%と革新的な素材。

これをフェース全体に使用することで、ヘッドで最も重量を占めるフェースを薄く・軽量にできた上、余剰重量を最適配置することでMOIアップ、最適重心位置の配置が可能になり、従来通りの検品体制の強化で、高CT値で圧倒的に速いボールスピードを獲得した。

■速いボール初速を活かすため、上下MOIをアップ!

飛距離の3要素のうち、初速が7割に影響するとはいえ、残りの打ち出し角とスピン量が犠牲になってはいけない。タイトリストは『TSi2』で+13%、『TSi3』で+10%、上下慣性モーメントを高めた。これにより、高打ち出しで低く安定したスピン量を獲得。圧倒的に速いボール初速を活かせるヘッドが誕生した。

また、フィッティングを強化する同社らしく、調節性も強化。『TSi2』はドライバーとフェアウェイメタルに共通のフラットウェイト1つだが、『TSi3』には新機構「トラックウェイト」がヘッド内部に可変ウェイトが内蔵される形となる。(ドライバー5箇所、FW3箇所)

「トラックウェイト」のカバーは「カイロンマックス」と呼ばれる超高強度炭素繊維強化プラスチック製。金属と同等の強度を持つ軽量素材でカバーし、内部のウェイトを動かす構造で、重心位置がフィッターとプレーヤー両方に可視化できるものとなる。

■とにかく「美しくなった」顔

前作『TS』シリーズはPGAツアー使用率で圧倒的な1位だったが、多くのPGA選手の意見を聞き、構えた時のルックスを徹底的に見直している。『TSi2』は視覚的によりトゥ側をオープンに、美しく見える顔へと変更されている。

また、キャリアの長い人に垂涎の顔と言えるのが、『TSi3』だろう。前作『TS3』は全体のシルエットが丸く、フェースは平らな印象だったが、タイトリストらしいクラシカルな洋梨形状へと変更。滑らかな曲線で構成されるヘッドはトゥが視覚的にオープンに見え、伝統的な形状が目の肥えたゴルファーにたまらない仕上がりと言えるだろうか。

純正シャフトは重量と調子の異なる2種類。40g台と軽量の『TSP110』は中調子で、50g台の『TSP322』は中元調子となる。また、ストックカスタムシャフトには、なんと、グラファイトデザインの押せる中調子の名器、『TOUR AD DI』の5S、6Sを用意。今回のヘッドに最も相性がいいカスタムシャフトを探した結果、『DI』との相性が突出していたとか。

ドライバーの価格は『TSi2』『同3』ともに純正シャフトが75,000円+税。『ツアーAD DI』が85,000円+税で、その他カスタムシャフト装着モデルが92,000円+税となる。また、フェアウェイウッドの価格は『TSi2』『同3』ともに純正が45,000円+税。『DI』が55,000円+税、その他カスタム装着が64,000円+税となる。店頭への試打クラブは10月30日から配置予定となっている。

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